2011年 7月 06日
ランスのカテドラルとステンドグラス
今回のフランス行きにはもう一つ大きな目的がありました。
それはシャンパーニュ地方のランスを訪ねることでした。
ランスには昨年2月にも行きましたが、その時はあまり予備知識もなく、パリから観光バスに一人乗り、
パリ以外の町をちょっと見てくるつもりでした。
ところが、ランスには世界遺産にも指定されている、ノートルダム大聖堂があり、素晴らしいステンドグラスがありました。また、表に施されている彫刻の天使の数々、なかでもほほえみの天使は私たちを包み込んでくれるようです。
それを、再度見たくて、今回のフランス行きを決めたくらいです。
ランスのサイトを見ていたら、今年が800周年の年に当たり、カテドラルがライトアップされる事が分りました。パリからTGVで45分の距離ですから日帰りもできるのですが、ライトアップは日没の11時からなので、ランスに1泊することにしました。
今回はパリ在住の杉山久美さんやエスパスなでしこの陽子ちゃん、そしてパリに来たばかりの若い乙女2人の5人での旅行となりました。
ほほえみの天使は優しく包み込んでくれます。
私にかつてゆかりのあった人が関わったと教えられたステンドグラス。涙が出るほど感動的です。
このカテドラルには、シャンパンの作り方を絵柄にしたステンドグラスもありますし、画家シャガールのデザインのステンドグラスもあります。
今回、私と久美さんが午前中カテドラルに入ると、何やらセレモニーが始まるうような様子。インヴィテーションカードを持った人だけが、カテドラルの前の席に通されています。私たちも入りたい、と言いましたら、少し待った後、その招待者の席に座らせてくれました!!きれいなカラーの図録もいたきました!
何とラッキー!!そして、800周年に合わせて新しいステンドグラスの除幕式が行われました。
ドイツのデザイナーの作品です。モダンなステンドグラスです。
これまでのステンドグラスを制作した方の作品がカテドラル近くのカフェの天井にある、と聞いていたのでそこでお昼を食べる事にしました。
お昼の後は、彼らのアトリエに行ってみる事にしました。久美さんがアイフォンで、地図を出してくれます。さすが便利ツールですね。
モザイク柄の表札がかわいい。今日は先程のセレモニーで御留守のはず。
図書館にもステンドグラス。雑誌を読むようなそぶりで入り込みましたが、写真を撮ってもいいですか?と聞き、写真を撮り、さっさと退館。(笑)
ランスの町は落ち着いた小都市。気持ちが落ち着きます。
夕方から藤田嗣治のチャペルへ。
3か月で仕上げたという彼の壁画は、素晴らしい。彼の似顔絵を描きいれているちゃめっ気も面白い。
さてさて、日没からのカテドラルのライトアップは次に続きます。