2012年 3月 01日
貴婦人の首飾り
2010年7月にパリのバンブーの蚤の市で偶然にも見つけたアメジストの首飾りがありました。ちゃちなアクセサリーと一緒に段ボールの中に雑多に混ざっていたのですが、
私は光るものを感じて買いました。
それをその年の9月に銀座の交詢ビルにあるナルミ製陶のショールーム、DIECI GINZAのディスプレイに使いました。
「銀座の華やかなウィンドーで、かつての持ち主の貴婦人が喜んでいるわ!」というのが私の友人の明美さんの言葉(笑)
その後さらにDIECI GINZAでの展示にも登場させました。
多くの方に見ていただき、ネックレスのアメジストの艶が出てきた気もしました。
ある時私が駅で転び、ちょっと間違えば大怪我しそうなことがありましたが、幸いにも膝に傷を負っただけで済みました。しかし、その時に首にかけていたこの首飾りの糸が緩んで、あるところが切れて石がなくなってしまいました。
何とか糸を結び、そのまま使っていました。
そして、2011年、パリで久石譲さんのチャリティーコンサートの会場のディスプレイをさせていただく大仕事をいただいたときに、お守りとしてパリに持っていきました。
お陰様でよい作品を作れて帰国しましたが、なんと、糸と石がさらにグズグズになってしまていました。
ずーっと守っていてくれましたが、精根つきたかのようでした。
そこで、もう限界!と思い、友人の青柳さんにリフォームしていただきました。
それがこちらです。
これからも私のお守りとなってくれますように・・・