2009年 3月 23日
重色目(重ね色目)
平安時代、公家の衣服の表地と裏地に「重色目」という配色法が生まれました。
その背景にあるのは四季の変化に伴って刻々移り変わってゆく自然の彩を衣服に反映させて、己の身を美しく飾るという発想であり、自然の美を洗練された形で身にまとう高度な美意識といえるでしょう。
日本人のデリケートな色彩感覚が凝縮された小宇宙がそこにはあります。
その配色を現代の生活においても再生し、表現するフラワーアレンジメントを私は試みています。
現代の私たちの感性に響くものがそこにはあります。
①
杜若(かきつばた)
初夏の瑞々しい葉の萌黄色とうす紅梅色の組み合わせです。
②
藤
萌黄色の葉を背景に美しく咲く藤の花の色合いを表しています。
母の日のプレゼント用に販売を企画しています。
①5250円
②4725円