2009年
3月
30日
有楽町の日比谷口すぐにあるビルの20階にちょっとレトロな会員制の倶楽部があります。
日本外国特派員クラブ。
私の学生時代の友人が、某メーカーの広報担当だった時に会員になったそうで、今日はそこでランチ&ミーティング。
というのも、彼の仕事の顧客に私のフォト&エッセイを毎月送っていたのですが、3年たったので、冊子にまとめましょうという、彼の発案!!
彼の知人で印刷、ウェブの会社の方も交えてランチをいただきながら、話をし、希望を伝えました。
冊子にするのもいいけれど、多くの方に見ていただくように、ホームページにリンクしたいと思っています。
写真とほんの一言くらいのメッセージですが、3年分36枚となると、ちょっとした読み物にもなりそうです。
今日は第1回の打ち合わせ。どのような形になるのか、楽しみです。
外人特派員クラブにはガラス張りの眺めの良いレストランがあり、ランチメニューは900円で5種類のお食事が選べます。
そしてスープ(2種類)またはサラダ(ドレッシングが4種類)と食後のコーヒーまたは紅茶。
満足のいくお味とヴォリューム!
私は鯛のグリルにタイ風甘酢ソースがけ。ニンジンと芽キャベツの温野菜添え。
サラダはブルーチーズドレッシング。
耳に入る周りの会話は英語ばかり・・・ちょっと異空間にいる気になりますね。
メニューは英語で書かれています。面白いのがコースターに印刷された日本外国特派員クラブのロゴ。
朱肉で押された印鑑のようでしたよ。
2009年
3月
27日
**1月にフランスを旅してきました。その様子は、現地からブログにアップしましたが、画家のポール・セザンヌをテーマに旅したそのレポートを書きました。**
今回のフランスの旅は、寒波の厳しい1月ということもあり、目的地を南にしました。
南仏は私にとって、第2の故郷のような思い入れがあります。それは、私が初めて海外旅行したのが南仏のエクサンプロヴァンスで、そこで1か月ホームステイをしたからです。
その後も何回か南仏を訪ね、アルル、アビニョン、マルセイユ、サロンドプロヴァンス、レボー、ニームなど、主だった町は旅しました。
そこで今回は、友人の住むマルセイユにホテルをとり、そこから、エクサンプロヴァンス、レスタック、タラスコンを旅することにしました。
エクサンプロヴァンスとレスタックは画家ポール・セザンヌのゆかりの地です。私はセザンヌのしっかりと対象物をとらえた画風が好きです。
また、彼はエクサンプロヴァンスにそびえるサンヴィクトワール山を何枚も描いていますが、その絵を見るたびに学生時代のエクサンプロヴァンスでのホームステイの思い出が蘇り、特別な気持ちで見入ってしまいます。
セザンヌは、エクサンプロヴァンスの資産家に生まれ、父親の言いなりに初めは法律の勉強をしますが、画家になることを夢見て22歳の時にパリに行きます。しかし田舎から出てきたセザンヌはパリでの仲間達にうちとけることができず、エクサンプロヴァンスに戻ってきます。そして、エクサンプロヴァンス近郊の風景や、静物をもくもくと描き続けます。同郷の親友だった作家のエミール・ゾラが、セザンヌをモデルにした、売れない画家が世に出ることなく死んでいくストーリーの小説「制作」を出版したことを機に、親友とも決別し、孤独ながらにも自分の画風を確立することに没頭していきました。
レスタック
セザンヌの絵でよく目にするのがリンゴやオレンジの静物画や、無表情な彼の妻の絵、サンヴィクトワール山の絵ですが、私はレスタックという町からの海の眺めを描いた作品が気になっていました。
マルセイユの西に位置するこの町に行ってみたいと思い、マルセイユから車で案内をしてくれるというフランス人女性、マダム・ノエルにレスタック行きをお願いしました。彼女は私の友人の知り合いで、日本に興味のある方です。
紺碧の空と海の景色の中、古いマニュアル車のシトロエンで、私たちはマルセイユからレスタックに向かいました。街道に面したレスタックの町には、カフェと並んでポワッソニエール(魚屋)があり、獲れたての新鮮な魚を店先に置いていました。
路上に車を停めて、まず海岸近くまで散策しました。数多くのボートが停泊していました。
白いボートと真っ青な海とのコントラストが素晴らしかったです。
風が強くて体が少し冷えてきたので、道沿いのカフェで体を温めました。
初めてお会いするマダム・ノエルでしたが、とても気さくで、会話が弾みました。
と言っても、日本語を学びたい彼女に、日本語の単語を入れながらのおしゃべりでしたが。
一息ついた後、道をはさんで海とは反対側の丘の上まで歩いて登りました。
途中の大きな家の庭には、早くもミモザがたわたわっと黄色い花を咲かせていました。
息を切らせて丘の上に登り切ると、そこからの眺めは、まさにセザンヌが「レスタックからのマルセイユ湾の眺め」や「レスタック」で描いているものでした。輝く青い海の向こうにマルセイユが見え、手前には、レスタックの民家の赤茶色レンガがアクセントになっています。
私は感激のあまり、何枚もカメラのシャッターを切りました。セザンヌはここからの眺めをどんな思いで描いたのでしょうか。売れない画、親友ゾラの裏切り、父との確執、嫁姑のトラブルなど精神的には穏やかとはいえなかったと思います。しかし、この壮大な景色が彼の救いだったのかもしれません。
2009年
3月
25日
競馬で食べている会計士、丸の内龍太郎氏の掛け声で集まった競馬の素人メンバーが大井競馬場で、盛り上がりました。
ガラス張りの席からは、トラックが一望!丸の内さんやスタッフの渡辺君の指導の元、馬券の買い方を伝授していただき、
競馬新聞を眺めながら、「この名前は、勝ちそう・・・」なんて、素人のお遊び心で馬券を買いました。
そこそこ、当たりましたよ!
換金すると、ジャラジャラと小銭がでてきました。
お遊び心でできるのも、なんと、丸の内さんが、私たちがあらかじめ託していた資金を11倍にしてくれたのです!!
さすがプロ!!馬の筋肉や足付きで判断するそう・・・
陽の高いうちから始まり、12レース終わるころは、夜景が綺麗に輝いていました。
丸の内さんに託したお札は、先日、江ノ島の銭洗い弁天で洗ってきたものです。その効果もあったかしら?^^
2009年
3月
23日
平安時代、公家の衣服の表地と裏地に「重色目」という配色法が生まれました。
その背景にあるのは四季の変化に伴って刻々移り変わってゆく自然の彩を衣服に反映させて、己の身を美しく飾るという発想であり、自然の美を洗練された形で身にまとう高度な美意識といえるでしょう。
日本人のデリケートな色彩感覚が凝縮された小宇宙がそこにはあります。
その配色を現代の生活においても再生し、表現するフラワーアレンジメントを私は試みています。
現代の私たちの感性に響くものがそこにはあります。
①
杜若(かきつばた)
初夏の瑞々しい葉の萌黄色とうす紅梅色の組み合わせです。
②
藤
萌黄色の葉を背景に美しく咲く藤の花の色合いを表しています。
母の日のプレゼント用に販売を企画しています。
①5250円
②4725円
2009年
3月
21日
3月15日のショートレッスン第1回目は、大変ご好評いただきました。初めてフラワーアレンジメントをなさった方々も、楽しんでいただき、レッスン風景など、ブログにアップしてくださった方もいらっしゃいます。ありがとうございます。
さて、第2回目のショートレッスンは4月19日11時から行われます。
レッスン内容は、プリザーブドフラワーのアレンジメントです。インテリアの小物としても、母の日のプレゼントとしても喜んでいただけそうです。
そして、3回目のショートレッスンは、5月17日11時からです。
レッスン内容は、オールドローズを使ったラウンドブーケです。オールドローズの香りを楽しみながら、ウェディング゙ブーケのテクニックをレッスンいたします。
各回とも費用は8,000円です。
メール、お電話で5日前までにお申し込みくださいませ。
info@hortensia.jp
03-3446-5371
会場:アトリエオルタンシア 港区高輪2-14-9
2009年
3月
18日
先日、ウェディングの仕事をさせていただいている、高輪プリンツヒィエンガルテンのブライダルフェアがありました。
いつもフェアのテーマが決められ、それにあわせて、お花のデザインを提案します。
今回は、「春爛漫」
一足早く、桜を取り入れたテーブルフラワーのデザインを披露しました。
ピンクのスイートピーやラナンキュラス、コデマリで桜の枝の足元をお花いっぱいにしました。ちょっと和も感じさせる、ピンクのスクエアの陶器にいけました。
ゲストのお皿にも桜の枝にリボンを結び、ウェルカムフラワーです。
季節のお花をふんだんに取り入れた、オリジナルウェディングをこれまでに20年近く手がけています。いつもデザインを考えるときは、わくわくします。
2009年
3月
16日
昨日は、単発のレッスンを行いました。パリ風花束 bouquet rond。1月のパリで感じた 今年のカラートレンドを取り入れました。初心者の方が多かったので、レッスンはまず、アレンジメントを半球型に(マウンドアレンジメント)さすことから始めました。
みなさん、丸く作るのは難しいと言いながらも、素早く仕上げ、本テーマの花束のレッスンをしました。
しかし、ブーケもなかなか、上手にできましたよ。ラッピングもして、思い思いのリボンを選んで結びました。
レッスン参加は、深山さん、谷村さん、吉澤さん、草野さん、生徒の河越さん。
出来上がった花束を持って記念写真。午後からの花見ランチに参加の鳥居祐一さんも一緒に!
さて、花屋でお花見ランチと称して、みなさんと楽しくお話したいと思って企画しました。
数日前に仕入れた啓翁桜は、ちょうどほころび、見ごろとなりました。
14名の方が参加して、お店の中はとっても賑やか。
シャンパン、白、赤ワイン、鳥居さん差し入れのフルーツドリンクをシャンパンで割ったり・・・・
お料理は隣のネパールレストランからデリバリーしてもらいました。
ひとしきりお話した後、隣のストランに席を移し、カレーを2種類いただきました。
その後、アトラクションとして、桜の枝、プラス好きなお花を選んでいただいて、全員が一本づつのお花をアレンジしました。
見事な仕上がり!
再びフラワーショップで、ネパールティと桜饅頭と植田明美さん差し入れのle Blancの焼き菓子。
あっという間の3時間でした。 お花の香、気、花粉(笑)を楽しんでいただけましたか?
2009年
3月
14日
昨日、本田健さん、望月俊孝さん両氏の講演会に行きました。
鳥居祐一さんのご好意で、招待状をいただきました。今回もスタンドのお花は、私が生けました。
本田健さん、望月俊孝さんは16年来の親友とのことで、お互いの人生をより幸せに生きるにあたっての
ベストパートナーのようでした。
幸せな人生、目的達成の考え方をお二人のそれぞれの個性あるトークで1000人もの聴衆をひきつけていました。
中でも私が一番印象に残ったのは、質問の時間で、ある方が、「モチベーションをどうやって継続したらいいか?」と質問したのに対し、本田健さんが、「好きなことをしていれば、モチベーションといういしきはない。好きなことをすることが幸せにつながるのだから、モチベーション云々ということは本当に好きなことではないのではないか」と明解に答えたことでした。なるほど・・・・
それに対し、優しい望月さんは、質問者の意をくみ、「ロッキーの音楽など好きな音楽きく」と答えられました。
望月さんは、夢の宝地図の推奨者ですが、夢を視覚にインプットすることで、実現するということです。
私もトライしようとして、中心に張るべき自分の写真と、住んでみたいパリの一角の写真は用意したのですが・・・・
そのまま放置して数か月。もっと目標を視覚的に明確にしなくてはいけませんね。
家庭画報の表紙を担当するとか、テレビの対談番組のお花をいけるとか・・・・
2009年
3月
12日
植田明美さんの企画で、江ノ島ツアーがありました。
私は葛西臨海公園の駅から明美さんの車に便乗し、江ノ島まで快適なドライブ!
久しぶりの快晴で、最高のツアー。
まずは江ノ島の「たこ島」で、とりたてのシーフードの海鮮丼。すごーいボリュームですが、おいしくて完食!!昨日から解禁となった生しらすもラッキーなことに後でいただけました。とっても新鮮で、美味!
さておなかがいっぱいになった後は、いざパワースポットへ。階段ではなく、エスカーで山の上に行きました。
まずは、銭洗い弁天で、一万円札、銀行カードを洗いました。(笑)そのお札で、明美さんが選んでくださった
パワーストーン、ルチルを購入しました。すごいパワーを発揮してくれるといいのだけど・・・
その後明美さんのガイドで、宝物殿、神社などなど巡りました。
神聖な空気を鈍感な私でも何となく感じることができました。しっかりと応援の神様を身につけて来られたような気がします・・・
展望台からの眺めも最高!!富士山も大きく海の向こうにそびえていました。
太陽の光、神聖な空気・・・私たちは十分な気を充電することができました。
あんなに大きな海鮮丼を食べた後ですが、帰り道の参道で、あんこ入りアイスもなか、みたらし団子をみんなでぺろりと食べちゃいました。
初めて会った方もいましたが、皆さん、いい気の合う仲間で、とーっても楽しいツアーでした。
さらに、鎌倉で、美味しい紅茶とアールグレープディングをごちそうになりました。
明日からの活力がわいてきます。皆さん、これからもよろしくね。
2009年
3月
09日
Personn ne sait que je vous aime.
私があなたを愛していることは、誰も気づいていていません。
ミモザの花言葉です。
黄色くたわわに咲く花にこんな秘められた想いがあったなんて・・・。
1月に旅したフランス、マルセイユでは、ミモザがすでに咲いていました。
私の家の北側にあるミモザは今花盛りです。 何の手入れもしないのに、冬の終わりに必ず花を咲かせます。
その時だけは、黄色のベールがかかったように注目を集めます・・
これはマルセイユの旅先でプロヴァンスの布.ソレイヤードの上に和風の籠を置いてミモザを生けた写真です。
プロヴァンス柄と和の帯締め、帯揚げがマッチしました。