2009年 7月 21日
重ね色目「蝉の羽(せみのは)」
平安時代、貴族の着物の襟や袖の色の組み合わせで季節感を表現し、日本人の繊細な感性を凝縮した色合わせが生まれました。それを「重ね色目」といいます。
その感性は現代の私たちにも受け継がれているもので、時代を超えた美意識です。
梅雨明けし、夏も本番というのに、なぜか曇り模様。
蝉の声もまだしません。
ですが、今日は「蝉羽(せみのは)」の重ね色目でアレンジをしました。
蝉の羽の微妙な色をイメージする色の組み合わせです。
檜皮色(ひはだいろ)と青(青、といっても緑のこと)
茶色のヒマワリが夏らしいでしょ。
そのほかに茶色のベルベロン(小えび草)。
緑色は、アンスリューム、カーネーション、セダム(弁慶草)です。