アーカイブ 2011年3月

2011年 3月 27日

花の力で

3・11から3度目の週末を迎えています。
被災地の方々の状況、あるいは今まで報道されていなかった隠れた被災地のこと、そして原発の問題とその被害・・・私たちの中にはいろいろとストレスが・・・・
無事でいられる人は、自分のできる事を一つ一つこなし、復興につなげていこう、という気持ちも沸き起っています。

私も募金をしたり、家にたくさんある固形せっけんをどこかに送れないかと準備しています。

でも、どこか心に覆いかぶさるものがあり、昨日、一昨日に見た夢は原発、津波に関連したもの。
私の心も若干病んでいるようです。
こんな時はやはりお花ですね。
花を見ていると心が落ち着きます。
地震の後フラワースクールのレッスンに来て下さった生徒さんも、「お花をみるとほっとする」と「お花を避難所に飾れないかしら」と言っていました。
こんな時こそお花。花の力はすばらしい。
お気に入りの花の写真をアップします。

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2011年 3月 21日

薔薇の香りに癒されて

カテゴリー フラワースクール

大震災から10日が過ぎ、被災地を始め、関東地方でも様々な傷跡に立ち向かい、「頑張ろう」と言う気持を多くの人が携えているように思います。

3月13日にジャッジョーロ・ハーブハウスさんとイングリッシュローズとハーブティーのコラボレーションを企画していました。
30名の定員もすぐにいっぱいになってしまい、皆さんに楽しみにしていていただいていました。
ところが11日に地震。・・・13日にこの会を開催するかどうか・・・かなり迷いました。しかし、その頃は原発の問題や交通機関運行問題が表面化していなくて、開催が可能な状況でした。
ただ、皆の心には不安がたくさんあった事は事実で、こんな時だからこそ、あえて、薔薇の力を借りる意味でも開催を決定しました。

約半分のご参加がありました。香の違うイングリッシュローズを4種類そろえていましたので、
その香りを楽しみながら、皆さんに想い想いのアレンジメントを作っていただきました。


薔薇の体や心への効用にについて、ジャッジョーロ・ハーブハウスの店長山岸さんにお話をしていただきながら、薔薇のハーブティー、ケーキをいただきました。

お花が人にもたらす効果、パワーは偉大なものがあります。
全能の神様が作り上げた自然の産物です。
参加してくださった方々からは、「こんな状況下だからこそ、参加して良かった。とても心の癒しになった。」というお言葉をいただきました。
参加してくださった中のおひとり、矢島満夜さんはブログにアップしてくださっています。ありがとうございます。

人間の力だけでは及ばないことがたくさんあることに気付かされた今回の大地震・・・
自然の力と共存して人間は生きていくしかないのですね。
自然との共存・・・・
既に第2回のコラボレーションが4月17日に決まっています。開催に向けて準備は進めていきます。
「色と香りのフラワー&フルーツバスケットアレンジメント」
皆さんに癒しの時を・・・

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2011年 3月 19日

ゼロからの創造

10日に、ガラス作家大村俊二さんの工房を訪ね、ガラス制作の体験をさせていただきました。
前回のブログでは,その日の午前中のことまでを書きました。その後、誰もが予想もしなかった大惨事が起き、
被災地の救助、復興、原発の問題など日本中が大変な局面にあります。

被災地以外の関東では停電、電車の運休などがあり、誰もが大なり小なり、不安とストレスを抱えています。

花屋を営むものとしては、ウェディングや卒業式の中止があり、お花の注文もキャンセルが相次ぎ、大変です。

しかし、私が出来ることは何か?と考えると、花を使って人々に心の平静と癒しを与えることではないかしら・・・と思います。

今日は店先に「ご自由にどうぞ」で、開いたバラやチューリップをだしました。喜んでいただける人の元にいきました。

被災地の方のことを思うと華美なことは出来ない、という考えもありますが、こんな時だからこそ、花、自然のパワーを借りて誰もが元気にならないといけないと思います。
無事で元気な人は、元気を取り戻し、日本の経済に活力を取り戻して欲しいです。

私自身の気持ちを上げる意味でも、10日に体験した楽しかったガラス制作の様子をブログにアップします。

私は花を素材にしてアート活動をしていますが、花はそれ自身が美しい存在です。美しい素材をどう組み合わせて、形作るかが、フラワーデザイナーの腕のみせどころです。
ところが、ガラスとなると素材は無機質なもので、それをどのように形にし、色をつけるかは全く個人の力でしかありません。
ゼロから作り出すということになります。

大村さんがガラスを棒にまきつけてくれます。


1000度で解けたガラスを棒の先に巻きつけ、ガラスが重力で下に落ちないように棒を回しながら、ガラスのオブジェを作りました。
一緒に行ったスタッフの中山ちゃん。落ち着いていて上手です。


オブジェ制作の次には吹きガラスの体験。


花を活けられるような浅いベースにトライしました。

形ができて、棒から離した作品は、徐々に冷やす器具の中にいれ、数日後に出来上がります。
地震で壊れなかったその作品を大村さんが送ってくださいました。


今日、店で花を活けてみました。
ガラスのクリアーな輝きがクリスタルのような癒しを与えてくれます。
花とガラスの相乗効果です。
ゼロからの創作・・・またやってみたいです。
大村さんとお話して、ガラス体験を企画したいと思っています。
早くもろもろのことが収まることを祈っています。
大村さんの作品

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2011年 3月 10日

アイリスのメッセージ

カテゴリー 日々の出来事

昨日のブログでも書きましたが、「アイリス」という言葉が私の周りにたくさん降り注いできます。
昨晩は友人のEさんと麻布十番のr・n・s・qで食事をしましたが、その時にも、再びアイリスが出てきました。フランスのジアン近郊にあるアイリスの生産者が陶器のジアン190周年を記念して、「ファイアンス ドゥ ジアン」という名前のアイリスを生産・発売するというニュースです。
「またアイリス!!」とびっくり。
何かのメッセージなのでしょうか。自分で思い当たるものがそのキーポイントだ、と友人たちにもアドヴァイスされました。

10年前、かなり年上の友人に、ヘルマン・ヘッセの「イリス」という小説をコピーでいただきました。当時読んだ時は、かなり難解な小説で良く意味が分らないままになっていました。
ところが昨年末の大掃除の時に、それが出てきて、いろいろなものをバサバサ捨てていた時でしたが、それはさすがに捨てられず、何かの折にもう1度読んでみようと、とってありました。
とはいえ、なかなか読む機会もなかったのですが、今日、香取神宮へ一人で電車に乗っていくことにしていましたので、ローカル線の中で読みなおしました。
10年前にはよく理解できなかったことが、今の私にはスーッと入ってきました。
度重なるアイリスのシンクロは、この「イリス」(アイリス)を読みなさい!というメッセージだったのかな?
今日は成田に工房を構えるガラス作家の大村俊二さんのところで、ガラスの体験制作をさせていただくことになっていて、その約束の時間が午後でしたので、午前中の時間を使って、香取神宮に行くことにしていたのです。3月10日に吉方位に行くといい、という雑誌の記事があり、それも、私の生まれ年の吉方位は香取神宮方面だったのです。
その道々で、アイリスのメッセージが分ったのは嬉しいことです。

おみくじには、
吹き荒れし
あらしも いつかおさまりて
軒端に きなく うぐいすの声
とありました。
願い事は他人とともにして吉。我儘せねば所持叶う。

はい!わかりました。周りの方々と協力していきたいと思います!

お昼は開運蕎麦。 大きな海苔の上に金粉が乗っています。そして、燻製にした玉子にも金色が塗られています。(笑)

さて、香取神宮を後にして、佐原から成田に向かう途中、なんと、貨物列車の脱線事故で電車が不通に!!!成田空港駅で、スタッフの中山ちゃんと大村さんと待ち合わせをしていたのに!よりによって脱線!!
しかし、不幸中の幸い。バスの運行があり、遅れはしましたが待ち合わせに合流。
大村さんの工房での様子はまた後日。
私が体験して作ったガラス器が届いてからにします。
こちらは大村さんの作品。どこかアイリスのブルーのようです。

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2011年 3月 09日

ジャッジョーロ・アイリスのシンクロ

カテゴリー レッスン

銀座にあるハーブサロン、ジャッジョーロで第2回目のコラボレーションレッスンを行うことになりました。

テーマは「色と香りのフラワー&フルーツバスケット」
旬を迎えるグレープフルーツの香りとビタミンカラーの春の花々を使ったバスケットアレンジメントを作ります。
作成後は柑橘系のハーブティーとグレープフルーツたっぷりのスイーツをいただきます。
色と香りで心も体もリフレッシュしましょう。
4月17日11時~13時
詳細はこちら

ところで、ジャッジョーロと言う意味をご存知ですか?
ジャッジョーロとはアイリスのことなのです。
「花の都」とも呼ばれるフィレンツェでは、市章のモチーフにもなっているアイリス。
トスカーナ地方で自然に繁殖し、この地方を代表する花となったアイリスは、フィレンツェ市のシンボルの花として「フィレンツェの百合」と称されます。このアイリスの花を、トスカーナではGiaggiolo・ジャッジョーロと親しみを込めて呼ぶそうです。

これにはちょっとびっくり。
というのは、先日、私のオリジナルでアジサイのフレグランスを作っていたのですが、当初出来上がっていた物のミドルトーンに華やかさを加えたくて、カメリアベースにアイリスの香りを足し、満足のいくフレグランスが出来上がったばかりだったからです。

そういえば昨年のブライダル産業展のカメヤマキャンドルからの依頼でディスプレイを担当したのも、フランスのポワンタラリーニュ社のアイリスのキャンドルでした。
そのディスプレイのアイディアのヒントを得たのは、パリで行われていたイブ・サンローラン展でのアイリスのスーツ。これは、ゴッホのアイリスの絵画をスーツに表現したものでした。
思い起こせば私の周りにアイリスがキーワードのようにありました。

昨日ジャッジョーロの意味がアイリスだと知り、これも何かのご縁かと思います。
ジャッジョーロ・ハーブサロンとのコラボレーションは第1回目として3月13日にイングリッシュローズのアレンジメントで始まります。
アイリスのご縁を大切にしていきたいと思います。
ご参加の皆様、素敵な時をご一緒させてくださいませ。

第2回目も募集を始めます。宜しくお願い致します。

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2011年 3月 01日

春の花満載

カテゴリー フラワースクール

長年フラワーアレンジメントを教えていますが、生徒さんが素敵な作品を作りあげることに、いつも喜びを感じます。生徒さん達のヒット作が続出です(笑)

茨田さんの作品。モダンなガラス器に生けました。
花のトーン、花の種類にも気を配り、モダンテイストに仕上げました。


コデマリを生かして。


鈴木さんの作品。
クラシックな花器に。ちょっとイギリス風。


もうひと方の作品。
私がフランスで買ってきたガラスの器に。

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