2011年 6月 16日
日本再生 Renaissance du Japon
音楽家の久石譲さんがチャリティーコンサートを東京、大阪、パリ、北京で行っています。
そのパリ公演が6月23日に行われますが、ちょっとしためぐりあわせから、私のアレンジが会場でディスプレイされることになりました。
3月11日の震災後、壊滅的な被害を受けた大地、人々でしたが、復興への意欲、絆が生まれました。
震災後の日本はこれまでの日本とは違う人生観、人間関係などが生まれていると思います。
壊滅的な被害を受けた大地でしたが、その下には、根があり、季節がめぐりそこから新しい植物が生育し始めました。まっすぐ天に向かって伸びていく植物です。
大地の下で張り巡らされた根はそれぞれが繋がり、人々の絆のようでもあります。
この今の日本をフランスに発信したいという私の思いが、久石さんのコンサート会場で実現できることになりました。何と言うめぐりあわせ…これも見えない誰かに応援されているとしか思えません。
周りでは、友人のかっこチャンがIL DIVOへ、被災者がどれほど彼らの音楽で癒されているかという気持ちを来日した彼らに直接伝える事が出来ました。これも素晴らしい引き寄せでした。
(この波動に私も乗せていただき、フランス人メンバーのセバスチャンに花束を直接お渡しする偶然に巡り合いました)
昨日、友人の明美さんに案内していただき、富士山の麓にある浅間神社へかっこチャン、エステシャンの陽子ちゃんとご一緒しました。
参道に連なるまっすぐと伸びた木々を目にして、何故か涙。
隆起した太い根。そして天に向かうかのように伸びた幹。
力強さを感じました。
パリでのディスプレイは、アートフラワーの素材でできた、幹、木、枝、根、葉だけで表現します。
既に試作をしてみて、アイディアは固まっています。
しかしこの木々をみて、小手先で綺麗なものを作ることだけに走らないようにしようと思いました。
私の表現したい事は、大地から天に向かうエネルギーなのだ、という事を再確認しました。
パリへの出発が近づいていますが、気負うことなく、当日を迎えられたらいいなと思います。