2012年 4月 30日
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2012年 4月 29日
セザンヌ展で思い出したこと
今日、国立新美術館のセザンヌ展を観てきました。
私にとって初めての海外が、学生時代に体験したフランスのエクサンプロヴァンスでのホームステイでした。
エクサンプロヴァンスはセザンヌの生地でもあり、彼が描いた特徴的な山、サンビクトワール山が町の郊外から
見えました。そんなこともあり、私はセザンヌが好きです。
これまでにオルセー美術館やオランジュリー美術館、エクサンプロヴァンスのグラネ美術館などで何点か観ています。
彼の絵の中に、マルセイユの郊外、レスタックで描いた絵もあります。その絵にひかれ、マルセイユから足を延ばし
レスタックを訪ねたこともあります。
父親との確執から、パリから戻ったものの、エクサンプロヴァンスではなく、少し距離を置いたレスタックに内縁の妻、と息子と住んで、制作活動をしていました。
今回の展覧会は、パリとプロヴァンスを行ったり来たりして、制作を続けたところにポイントをおいた展示でした。
絵画を観ながら。エクサンプロヴァンスの景色とレスタックの景色を思い出しました。
2012年 4月 27日
息子から父へ・・・・そして・・・
息子の大学時代からの友人で、うちに何度か遊びに来たことのあるY君。なかなかのナイスガイでした。
大学を卒業し社会人2年目、息子があるとき、「Yが、お父さんの定年退職の日に花を贈りたいって言ってるんだけど、何日前までに頼めばいいの?」と聞きました。
「1週間前で大丈夫」と答えておきました。
そうこうしているうちに、アトリエオルタンシアのホームページから、Y君のお花の注文が入りました。
その中のコメントに、「父の定年退職に際し、これまでの労をねぎらい、また、これからの人生をはつらつと送ってもらえるようなお花で・・・」とありました。
まあ!!なんと素晴らしい息子さんでしょう!と私は感激しました。
Y君の気持ちが伝わるように、作りました。
ピーチ、ライム色でまとめました。息子さんからの記念のお花ですから、格のあるライム色のシンビジュウムも中央に入れました。
息子さんからお父様への気持ちが伝わったでしょうか。
さて、うちの息子はY君のような気働きができるのでしょうかしら・・・・
お父様へのお花から乗じて、お母様へのお花もそろそろです!
今年の母の日は5月13日。
オルタンシアの母の日のラインナップも出そろいました。今年は水戸のパティスリー、ルブランとのコラボレーションもあります。
お早めにご注文下さいね。
2012年 4月 22日
ウェディングの打ち合わせ
2012年 4月 15日
熊野から麻布へ
私の祖父は和歌山県新宮市出身ですが、北海道大学のクラーク博士の「少年よ大志を抱け」という言葉に憧れて北大に通いました。明治時代、紀州から北海道に行くということは、かなり勇気のいることだっと思います。そしてさらに大志を抱き、満州に渡り、そこそこ成功していたようです。
しかし敗戦のため日本に帰国し、晩年は新宮で過ごしていました。私の父は満州で生まれ、日本に戻った折にはすぐに京都、そして大阪の大学に通いましたので、ほとんど新宮には住んでいなかったとのことです。
私は子供の頃、夏休み、春休みには、新宮の祖父母の家に遊びに行きました。今は世界遺産に登録されている熊野川沿いの風光明媚な田舎です。
川で泳いだり、川魚を採ったり、杉やヒノキが植わっている山を登り、山菜を採ったり・・・杉の苗木を小学生のころ一緒に植えたこともありました。
今パワースポットブームですが、子供の頃を思い出すと、那智の滝や熊野本宮神社や速玉大社などへ祖父に何度も連れて行ってもらいました。高野山の宿坊にとまったこともありました。子供ながらに高野豆腐の味を覚えています。
そんな懐かしい紀州の町ですが、祖父母も亡くなり30~40年たち、法事以外はお墓参りに行く機会がなくなってしまっていました。そんな折、昨年秋の台風で、熊野川の氾濫がおこり、管理をしてもらっていた祖父の家が床上浸水しました。
そこで、高齢の父母は、お墓を東京に移す英断を下しました。
新宮の菩提寺に供養をしていただき、石屋さんにお墓の中から骨と土を出してもらい、それを骨壺に詰めて東京に持ちかえることになりました。ご先祖様には申し訳ありませんが、これも致し方ありません・・・父と私、そして、タイミングよくアメリカから一時帰国した弟と3人でそのミッションにあたりました。
穏やかな流れの熊野川ですが、台風の爪痕も残っていました。
紀州の山の中にお墓はあります。
供養も終わりホテルに一度戻り、その後20年ぶりの新宮の町を歩きました。
かつてはにぎわっていた駅前や商店街はずいぶん寂れていしまっていたのが残念でした。今ブームの熊野古道の通過地点になってしまっているようです。
でも速玉大社には観光バスが乗り付けていました。
世界遺産の速玉大社のご神木はなぎの木です。平重盛が手植えしたと伝えられています。その当時、熊野御幸はブームだったようです。
神が降り立った地は森閑とした空気がありました。
速玉大社のすぐ近くに有名な鰻屋さんがあります。祖父に連れてきてもらった頃と変わりがありませんでした。
さて、そして、本日、麻布のお寺で納骨が無事に終わりました。
宗派も同じで実家に近く、きれいなお寺です。
先祖代々の移動を供養していただきました。
昨日の雨にも耐えた枝垂桜がきれいに咲いていました。どうぞこれから、この地で私たちをお守りくださいとお祈りしました。
2012年 4月 12日
熊野速玉大社
かつて祖父母がいた町、和歌山県新宮市。所用の為、20年ぶりに訪ねました。子供の頃、祖父につれていってもらった事のある速玉大社に行ってみました。今や世界遺産!神社の中には国の天然記念物に指定されているナギの木があります。平重盛が手植えした、と言われています。
寂れた新宮の町ですが、神様の降りた地は威光を放っていました。
2012年 4月 05日
三菱1号館美術館にてレセプション
明日から始まるKATAGAMI STYLE展のオープニングレセプションにご招待いただきました。展覧会は素晴らしいです!お勧めです!日本の型紙の技術、文化が、ヨーロッパの工芸に多大な影響を与えています!日本人が知らなかった日本の工芸の力を再認識します!イギリスのリバティやフランス、ドイツ、オーストリア、アメリカのティファニーなど、ファブリック、陶器、家具、ポスターなど多岐にわたり、見ごたえ充分!私の友人が監修者の一人ですが、2006年のパリでの展示よりもバージョンアップしていて、感動しました。皆様も是非!三菱1号館美術館にて明日から。