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2012年 8月 02日

甦った着物地

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今年はアトリエオルタンシアの25周年です。
記念の作品展を開きます。
テーマは「雅とモダンデザインの出会い」
美術品クラスの18世紀~20世紀の着物や着物地と花のコラボレーションです。
美術品レベルの着物は、友人の染織の専門家の方の個人蔵をお借りいたします。
それに加え、これまでに私が京都の古美術商、珍裂店で買った歴史ある布も使います。
その中のひとつが、昨年12月に京都に思い立って行った時に、その珍裂店で出会った着物地です。
そのことは昨年のブログでも書きました。
数えきれないほどの裂地が棚に積んである中から、見つけた着物地です。
それをこの度、表装がご専門の知人、東口様に無理を言って私のイメージしているように吊るせるようにしていただきました。

着物の半身の裂です。縫い代などをうまく調整して、風が吹けば揺れるような暖簾のイメージです。

天然の草木染、刺繍が施されています。

どのような職人さんがこの着物を作ったのでしょう・・・そしてどのような女性がこの着物を着ていたのでしょう・・・
思いを馳せながら眺めているとタイムスリップしていきそうです。
京都縄手通りの珍裂店の棚で潜んでいたこの着物地が多くの方々の目にとまるようになり喜んでもらえるでしょうか・・・
この着物地に合わせて、花のディスプレイをいたします。
9月27日から29日、表参道のギャラリー5610にてお会いしましょう。

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