2013年 3月 05日
再生
今日は啓蟄。春が近づき、虫たちも土から出てくるという日。寒かった冬もそろそろ終わりでしょうか。
私は久しぶりの仕事復帰。5泊6日で病院に入院して手術を受けてきました。
5年ほど前から右腕の肩の近くに小さなしこりがありましたが、ずーっと放っていました。ところが昨年くらいから大きくなって時としては何となく圧迫痛のようなものを感じることあがありました。でも、昨年のオルタンシア25周年のイベント前はお医者さんに診ていただく気がしませんでした。そのイベントも終わり、昨年末、近所の整形外科を訪ね、レントゲンを取り、骨に異常なし。さらにMRIを撮れる病院でMRIを撮り、ほぼ良性。それでも私は切除するつもりでいましたので、専門の先生を紹介していただきました。それが今回入院、手術をした病院です。総合病院の整形外科の腫瘍専門の先生に診察していただきました。そして、私の仕事が比較的暇な時を選んで、手術の予約を取りました。本当はこの暇な時にフランスに行こうかと思っていたのですが、思う飛行機便がなく、結局、まずは体のメンテナンスに使う時期だったのですね。
1月の初詣に一人で芝大神宮に行ったとき、偶然にも「手術・治療守り」というのを見つけ、買っていました。
すべて流れの中です。
そしてさらに心強かったことは、私がその病院に初めて診察に行き、その時ロビーに飾られていた節分飾りをフェイスブックにアップし、「実は2月末に入院します」と一言入れたら、それを偶然にもご覧になったFBで繋がっていたあるドクターが、「私の勤めている病院です。何かあったらおっしゃってください」とコメントくださったのです。
そこでその方に全身麻酔のこと、術後の事などをご相談しましたところ、担当のドクターとお知り合いとの事で、すぐに連絡を取ってくださいました。
そして、安心できるお返事をいただき、さらに「A医師は腕が良いと評判ですから、安心して大丈夫ですよ」と。
そんなわけで自分で振ったサイは投げられ、ベストのタイミングで、ベストの処置が行われました。
入院するにあたって、快適に入院生活を過ごそうと思い、お気に入りの物をそろえました。
読みかけの本。お守り。パワーストーン。好きな香りをブレンドしたアロマフレグランス。お気に入りのCDを息子にIPODに入れてもらいました。
噂の全身麻酔は、あっという間に記憶がなくなり、目が覚めた時は「落合さん。無事終わりましたよ」と担当ドクターの顔が目の前に。
その日は大事をとって寝たきり状態。看護師さんが夜中も定期的に熱と血圧を測り、点滴のチェック。その献身に感謝でした。
一夜明け、ゆっくりとベッドを離れた時の窓からの眺めがこの写真です。
多くのドクター、看護師さんたちの力を借りて無事手術を終え、順調に回復しています。家族や仕事を任せているオルタンシアのスタッフ、フェイスブックで暖かな言葉をかけてくださった友人の皆様に感謝しています。また、私のこんな小さなことをも守ってくれている天の計らいにも感謝の気持ちです。
同室の患者さんで80歳の女性が朝日に向かって手を合わせてお辞儀をしていたのが印象的でした。私も気持ちは同じです。
さて、仕事復帰した今日、店には球根ごとのムスカリを仕入れてありました。週末のブライダルウェルフェアに使う予定です。
球根の花は春真っ先に咲きます。寒い冬の間、土の中で準備をして、暖かくなると成長します。そんな生命力を感じるムスカリです。
私もこの手術・入院を機に、再生し、感謝の心を持ちながら成長していきたいと思います。