2013年 7月 13日
これからのウェディングは・・・
先日国際ウェディングプランナー協会のイベントに参加いたしました。
私は装花の部門として懇親会会場に出展しました。
メインテーブルの装花とゲストテーブルの装花のイメージを演出しました。また、生花のブーケとアートフラワーのブーケもディスプレイしました。
懇親会の前には、様々な方の講演会も企画されていました。
私は桂由美さんのお話だけは拝聴したく、参加しました。
さすがウェディング界に長く貢献なさってきた方だけあり、お話は大変興味深いものでした。
私たちが今、当たり前のように、ホテルの中の神殿や、ホテルの中のチャペルで挙式し、披露宴をそのままホテルで行うというスタイルは長い歴史の中で作られてきた日本独自のものです。
かつては、自宅から花嫁は嫁ぎ先まで、花嫁姿で移動し、その間多くの人々に祝福を受けました。そして、嫁ぎ先での結婚の儀式は宗教的なものではなく、人前で三々九度をするだけ。高砂や~と宴がはじまったものでした。
その後、欧米に習い、宗教的な結婚式をするようになり、神道式となりました。神社で式を挙げるようになったわけです。ところが関東大震災で日比谷大神宮が崩壊し、式を挙げるための神社が必要で、すぐそばにあった帝国ホテル内に神殿が造られたそうです。これが、ホテルに神殿が造られるきっかけだそうです。
そしてさらには、キリスト教式を望む新郎新婦のために、チャペルまで併設するようになったわけです。
日本にはクリスチャンは2パーセントもいないのに、キリスト教結婚式をするカップルは65パーセントもいるという現実。そしてそれを取り仕切る派遣牧師さんはアルバイト・・・
この今の日本のウェディング、何かおかしいような気がしますね。
桂由美さんは、今後、日本のウェディングをかつてのように、新郎新婦の晴れ姿を町の人々に見せ、周りの人からも祝福を受けるようにする企画を立てていらっしゃいます。
また、町興しとして、その地にゆかりの場所で、結婚式を挙げるプロデュースなども考えられます。
私もかつてアメリカブライダル協会で、ウェディングプランナーの資格を取っていた事を思い出しました。
私も花のプロデュースだけではなく、ウェディング事情を変える様な取り組みを考えて行こうかと思います。
桂由美さんのオーラに圧倒されつつも、良いご縁を頂き、今後につなげていきたいと願っています。