2014年 7月 15日
そうだ京都に行こう
数年前に、京都の車折神社で願ったことが最近叶いました。「フランスで展示会ができますように・・・」と願っていたのです。この度6月に叶いました。
お礼参りに行かなくては!と思い、夏が来る前に旅立ちました。
おりしも、祇園祭の時期。この時期に京都に降り立つのは初めてなので、地下鉄で四条に着いた時に、鉾がそびえているのにびっくり。
烏丸通りから堀川通りの間の細い道には数多くの山鉾が。わくわく、心が躍りました。
お礼参りの車折神社はしっとりと小雨に濡れ、訪れる人も少なく、とてもいい感じ。ゆっくりお礼参りができました。石にお礼の言葉を書いて、小石の入ったお守り袋と一緒に納めます。そして、さらに新たなお願いも、新しいお守りと共にしました。
つづいて、日向大神宮へ。昨年末にお参りした折に、フランスでの個展の成功をお願いしましたので、こちらもお礼参りです。
地下鉄蹴上駅から、山を登っていきます。誰もいない道を上り詰めると厳かな異空間。
天照大神がご祭神です。
多くの方々、神様、ご先祖様に助けられてここまで来たことに感謝しました。
そして、山を下り、また地下鉄に乗り、八坂神社へ。地下鉄を降りるとフランス人の家族連れが、道を探しているようでしたので、声を掛けました。「GION]に行きたいという事でしたので、おしえてあげました^^
さて、八坂神社に着くと、そこは中国語の嵐。 国際化の進む京都です・・・
八坂神社では家の玄関に飾る厄除けの粽を買いまいした。
夕暮れ時になると、山鉾の提灯に明かりがともり、祇園囃子が流れてきました。こんな雰囲気の中で育つ京都の子供たちは京都のDNAを育んでいくんでしょうね・・・
祇園祭りでにぎやかな夜のお夕食は、京都に来るたびに、一人でも楽しませていただいている、仏光町通りの板前割烹「たいら」さんへ。
季節の枝豆真薯や、鱧など、、京料理を楽しみました。
そういえば、大徳寺麩や大徳寺納豆も素材として使われていました・・・
翌日は大徳寺の高桐院に、行きたい!と思っていましたので、これは何らかの暗示だったのかも^^
翌日は前田コーヒーのモーニングにプリンまで食べて、高桐院へ!
とは言ったものの、バスを降りたところの御漬物屋さんにまず入ってしまいました。
全ての試食ができて、お好みを選びました、季節の水なすの浅漬けは外せません。
そしていよいよ大徳寺高桐院。3度目ですが、いつ来ても気持ちが洗われます。どれくらいの時間を過ごしたでしょう・・・
青もみじ、苔、竹、利休の茶室、細川ガラシャのお墓・・・
大徳寺の大仙院では全く違った枯山水のお庭を拝見。禅僧のお言葉をいろいろお教えいただき、心に響くものがありました。
大仙院の次に瑞峯院。大仙院とは違った荒々しい石庭でした。キリシタン大名の隠れた十字の石の配置もミステリー・・・
大徳寺の中で日本人の美意識、そして、人としての心のあり方など、あらためて思う時を持てました。貴重な時間でした。
つらつらと南方向に歩き、和菓子の老舗、俵屋吉富さんのお店で祇園祭りの模様が入った薯蕷饅頭をお土産に買いました。隣接しているサロンでは、お抹茶と生菓子をいただきました。
「そうだ、京都に行こう!」のノリで、決行した京都お礼の旅でしたが、祇園祭というタイミングでしたので、京都の季節感を味わうことができました。
よそ者には閉鎖的といわれがちな京都ですが、この期間は、町屋では奥座敷まで公開して、お宝の屏風などを公開してくれています。そんな町中にある、京都の文化も垣間見ることができました。
充実した2日を送れたこと、感謝しています。さて、次のステージに向けて、仕切り直しです。