アーカイブ 「旅のエッセイ」

2009年 10月 06日

箱根ショートトリップ、ルネ・ラリック美術館

昨年からお友達になった、美容室を経営するみっちゃんが、箱根の温泉に湯治に行くというので、
私も行く!とその企画に相乗りしました。

彼女のかわいい赤いフォルクスワーゲン?で、青葉台からドライブ。
お天気も良く、道もすいていて、快適なドライブでした。
しっかり者のみっちゃんは地図をプリントアウトしてくれていたのですが、あまり熟知していないようで、
私も突然その地図を見てもうまくナビ出来ず、急に止まってUターンしたりとかなり珍道中^^
道を間違えて、芦ノ湖の対岸から、「あそこの赤い鳥居が箱根神社ね。」と第一目的地の箱根神社を眺めました。
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でも、無事に箱根神社に到着。桜の神様、コノハナサクヤヒメが祀られています。
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まだ人が少なく、木立の中を気持ちよく進んで行きました。

御神木は樹齢1000年だったかな・・・
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駐車場にあるお茶屋さんで、名物のおもちを食べました。
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お昼はラリック美術館のレストランで、と決めていたのですが、朝ご飯が早かったので、おいしくパクパク
二人で半分づつ食べました。

お守りも買い、お水で、パワーストーンも洗って、つぎの目的地、ラリック美術館を目指しました。

ラリック美術館を私はとても楽しみにしていました。
19世紀末にフランスで花開いたジャポニスムの影響で生まれたアールヌーボーの代表でもあるガラス作家の作品がたくさん展示されていました。そして、彼はアールデコの時代にも突入していきます。
今回、彼の娘スザンヌの陶器の作品も展示されていました。
ラリックは、大女優の宝石をデザインしたり、香水瓶の会社とタイアップしたりして、事業を広げていきました。
だから、現在もたくさんの作品が残っているのですね。

2006年に私はパリで、ラリックの家の写真を撮りました。写真をファイルから見つけました。
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こんな思い出もあります。

さてさて、箱根のラリック美術館の展示を見た後は、予定通り、お庭のきれいなレストランでランチ。
地元の新鮮な野菜や、ジャガイモの入った自家製パン、ほうじ茶入りのバターなど、こだわりです。
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有機コーヒーもお代わり自由。
まったりとくつろぎの時間でした。
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温泉宿のことは、次回に。

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2009年 9月 25日

初秋の戸隠へ

友人の明美さん、まきさんと戸隠へドライブに行きました。
空気は澄み、連休明けで、車は少なく、快適なドライブでした。
念願の戸隠神社を5社すべて、お参りしました。
山々は少し紅葉が始まっていて、秋の気配が漂っていました。
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お昼は戸隠そば、大盛り!
デザートはクマザサソフトクリーム!

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秋色に染まったアジサイ。

最後に訪ねた火乃御子神社で撮った写真にはなにやらかわいらしい光が写りました。
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2009年 8月 12日

房総半島ぶらり旅

やっと真夏の太陽が戻ってきました。
今日は友人と、内房線特急さざなみに乗って、館山へ。

以前に行った安房神社が、「創作、イベント企画にアイディアを貸してくださる神様が祀ってある」、と 明美さんに教えていただいていたので、再度お訪ねしようと思っていました。

しかし友人がまず行きたいと思っていた、城山公園にある、南総里見八犬伝の資料館を優先しましたので、
方向的には安房神社ではなく、房総半島西端の洲崎に行くことにしました。
洲崎には洲崎神社があるとのこと。
特急の中から、明美さんにメールして、「洲崎神社にはどんな神様が祀ってあるの?」と聞いたら、
明美さんからのメールで、「安房神社の神様のお后様」というナイスなお返事。

館山下車した後、JRバスに乗り、20分くらいかしら、城山公園を通過し、海辺の道を走りました。
真っ青な海と空。対岸の山もうっすらと見えます。

海は気持ちを明るくしてくれます。

岬に飛び出た小高い丘に白い小さな洲崎灯台。その先のバス停、洲崎神社前で下車。
道からすぐに見上げる洲崎神社。
鳥居の先には150段の階段!!
びっくり。
私も、友人も、足には自信があってよかった。
厄落としの階段と表示が出ていました。
200908121214000.jpg山の上の小さな白い屋根が神社です。
そこから振り返った景色は絶景。
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夏の太陽、海からのさわやかな風。凄く心地よい・・・

灯台まで、暑い日差しの中を歩き、そこからも景色を堪能。海も山も空も青く見えましたよ。
トンビが輪を描いて青空に舞っていました。

バスに再び乗り、目的の城山公園へ。南房総に君臨した里見氏を題材にした滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝
」の資料館がお城の中にあるのです。

昔子供のころ、NHKの人形劇でやっていましたね・・・

その公園内に、偶然にも浅間神社がありました。お花の神様、コノハナサクヤヒメがまつられています。
ここでも手を合わせました。
フラワーデザイナーとして、よろしくおねがいいたします!と・・・

また、バスに乗り、館山駅へ。駅前のカフェで、コーヒーフロート。おいしかったですねー。

そして、4時代の特急に乗りスンナリ帰宅。

バスなども1時間に1本しかないような便の悪さですが、すべてスムースに廻ってこられました。
ディスカバー千葉ですね。

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2009年 7月 10日

濃密京都日帰りの旅

京都の祇園祭の前に八坂神社で販売されるちまき型の厄除けお守りを買いたいという友人の明美さんとその友人、幸恵さん、そして私は昨日京都に行ってまいりました。

葛西臨海公園で明美さんの車にピックアップしてもらいましたが、羽田までの首都高湾岸線が事故渋滞!
8時半に高速に乗った時点で、羽田まで60分かかると表示されているではありませんか!!
フライトは9時半・・・・
でも、なんとかなる気がするのは、明美さんと一緒だから。
そう、有明あたりから、車が流れ始め、ぎりぎり9時10分に羽田の車寄せに到着。私はEチケットを握りしめて、JALカウンターにダッシュ!「あと一人は駐車場に車を停めていますがすぐきます!!」
「今駐車場では、無理です」「エーそこをなんとか・・・」「では4分待ちましょう」

とそこへ明美さんが車を止めて登場!
なんとか飛行機に乗り込みました。111人もが乗り遅れていたそうです。

と、気を良くして、伊丹空港からレンタカーで京都に移動。

まずは上賀茂神社。明美さんが言うには、私の守り神が、上賀茂神社の御祭神、別雷神(ワケイカヅチノカミ)。
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特別拝観料を払って、お座敷で神主さんのお話を伺い、お祓いをしていただき、ユネスコの世界遺産にもなっている本殿と権殿を拝観しました。
神主さんのお話にびっくり。というのは、
別雷神の誕生神話は、雷神が放った赤い矢を川で拾ったこの土地に住む豪族の娘が、大切にして、枕元に置いておいたら、神の子を宿り、それが別雷神だというのですが、私は学生時代、体育会洋弓部でアーチェリーをしていましたが、私の矢は4年間赤でした!!なんだか、面白い偶然です^^

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上賀茂神社を後にして高台寺近くのイタリアンレストランへ。かつての邸宅をレストランにしている
ガーデンオリエンタル。
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一時半を過ぎてからのランチで、おなかもぺこぺこ。おいしいイタリアンを堪能しました。
デザートはお部屋を変えて、寛いだソファー席で。

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さて、次は、幸恵さんが、自分の性格と重なるというところから、行ってみたいという高台寺。
秀吉の妻、ねねのお寺です。彼女のお墓もその敷地の中にあります。
きれいに整備された庭園では、ゆっくりと瞑想でもしていたくなるような空気感でした。
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東山の借景が素晴らしい。
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高台寺をあとにして、ねねの道を歩き、明美さんの神様スサオウノミコトがいらっしゃる、八坂神社へ。
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明美さんは、昨年のおまもり、お札を返納し、新たに、ちまきがたのおまもり、お札を買っていました。私も購入しましたよ。200907092223000.jpg

同じ境内にある、美の神様にもお参りをしました。dscn0937.jpg

さて次は、三条京阪近く、縄手通りにある、中村珍裂店。染織の第一人者である長崎巌さんお勧めの古い布をを扱うお店です。

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私は、積み上げられた布の中から、鮮やかなヨーロッパ柄の敷物を見つけました。
即決!お買い上げ^^
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19世紀のオランダ更紗で、日本では、お茶道具の包みものや、テーブルの敷物に使われていたとのことです。

さてさて、掘り出し物を買った後は、嵯峨野の観音院に、おまもりを返納しにいき、夕暮れの高速を走り、伊丹空港へ。
帰りは余裕をもってラウンジで、水分補給を十分にして、搭乗できました。

さらに、45分のフライの中で、きりっと冷えた白ワインを2杯もいただいてしまいました。
そして、凝縮された1日を機上で反芻し帰宅の徒につきました。

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2009年 6月 15日

房総半島南端。私を待っていたのは紫陽花!

7月にあるフラワーコンテストに出展します。
作品のコンセプトは考え終えましたが、具体的なデザインの詰めはまだまだ・・・
いいインスピレーションを得たくて、明美さんに相談したら、千葉の最南端、野島崎灯台がいいと言われました。
そこには七福神を祀ってある厳島神社もあるし、できれば安房神社もいいわよ、と勧められました。

千葉に住んで長いのですが、館山やましてや野島崎なんて一度くらいしか行ったことがりません。
今日は自力で、電車とバスを乗り継いで、ローカル線の旅をしてきました。

あいにく特急がなく、各駅停車で、館山へ。そしてバスに乗り、安房神社に行きました。

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森閑とした山の際に、安房神社は構えていました。dsc_0005.jpg
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御神木はまき。
近くにある野鳥公園から、キジの鳴き声が静かな山間に響きました。
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明美さんに言われた通り「この地に御縁のあることに感謝いたします」とまず言い、手を合わせました。

次に一時間後のバスに乗り、野島崎灯台口で下車。
5分くらい歩くと、小さな白い灯台が見えました。
なんとこの灯台、設計者がフランス人なのです!!何か、御縁を感じます。

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房総半島の最南端の岩の上まで歩いて行きました。270度くらいのパノラマビューです。潮風にふかれ、波のしぶきを見ながら、
自然の中に溶け込むような気がしました。

灯台のすぐわきには厳島神社があり、弁財天が祠の中にいて、そのほかの七福神はかわいらしく並んでいました。
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海岸沿いの遊歩道を歩いて行くと、公園があり、そこに、なんと色とりどりの紫陽花が咲き誇っていました。
ピンク、ブルーの色がとても鮮やかでした。
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さて、このショートトリップで、私の得たものは何かしら・・・・
バス、電車の車窓からも目につくのは色とりどりの紫陽花。
もちろん、そのほかの花にも目はいきましたが・・・・
自然の中でいいパワーを吸収したことだけは間違いありません。

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2009年 5月 25日

晩春と新緑の清里へ

友人の明美さんの運転する車で、同じく友人のみっちゃんと清里にドライブに行きました。
小雨模様の横浜近辺を通り抜けると、太陽が降り注ぐ清里にお昼ころ着きました。
明美さんお勧めのアメリカンレストランで、新鮮な高原野菜のサラダや自家製ソーセージやスモークサーモンなど、おいしい空気に誘われ、パクパク・・・・食が進みました。
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レストランも周りには、春の花や初夏の花が混在して咲いていました。

気持のよい散策の後、ケーキを買いました
そして、明美さんの別荘に到着。小川のせせらぎが聞こえる静かな林の中にありました。
先日、明美さんがお庭に植えた紫陽花をチェック。ここを紫陽花園にしたい、と勝手にに考えています・・・
< テラスで、買ってきたイチゴのタルトとハワイアンコーヒーをいただきました。 肌をなぜるようなさわやかな風、南から少し西に傾いた太陽の光が心地よく、おしゃべりもエンドレス。 dsc_0035.jpg
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名残惜しくも、次のお勧めのスポット、八ヶ岳高原倶楽部へ。
俳優の柳生博さんが経営しているレストラン&カフェです。
フルーツティーをいただきました。
数種類のフルーツを紅茶で煮出すようにしてあります。
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キャンドルで保温しているので、時間がたつうちに、味が変わってきます。

外には、春の花、コデマリ、と初夏の花、どうだんつつじがさいていました。
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とっても充実した一日を過ごせたこと、明美さんに感謝しています。

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2009年 3月 27日

ポール・セザンヌゆかりの南仏の町を旅して

カテゴリー 旅のエッセイ

**1月にフランスを旅してきました。その様子は、現地からブログにアップしましたが、画家のポール・セザンヌをテーマに旅したそのレポートを書きました。**

今回のフランスの旅は、寒波の厳しい1月ということもあり、目的地を南にしました。
南仏は私にとって、第2の故郷のような思い入れがあります。それは、私が初めて海外旅行したのが南仏のエクサンプロヴァンスで、そこで1か月ホームステイをしたからです。
その後も何回か南仏を訪ね、アルル、アビニョン、マルセイユ、サロンドプロヴァンス、レボー、ニームなど、主だった町は旅しました。

そこで今回は、友人の住むマルセイユにホテルをとり、そこから、エクサンプロヴァンス、レスタック、タラスコンを旅することにしました。
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エクサンプロヴァンスとレスタックは画家ポール・セザンヌのゆかりの地です。私はセザンヌのしっかりと対象物をとらえた画風が好きです。
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また、彼はエクサンプロヴァンスにそびえるサンヴィクトワール山を何枚も描いていますが、その絵を見るたびに学生時代のエクサンプロヴァンスでのホームステイの思い出が蘇り、特別な気持ちで見入ってしまいます。

セザンヌは、エクサンプロヴァンスの資産家に生まれ、父親の言いなりに初めは法律の勉強をしますが、画家になることを夢見て22歳の時にパリに行きます。しかし田舎から出てきたセザンヌはパリでの仲間達にうちとけることができず、エクサンプロヴァンスに戻ってきます。そして、エクサンプロヴァンス近郊の風景や、静物をもくもくと描き続けます。同郷の親友だった作家のエミール・ゾラが、セザンヌをモデルにした、売れない画家が世に出ることなく死んでいくストーリーの小説「制作」を出版したことを機に、親友とも決別し、孤独ながらにも自分の画風を確立することに没頭していきました。

レスタック

セザンヌの絵でよく目にするのがリンゴやオレンジの静物画や、無表情な彼の妻の絵、サンヴィクトワール山の絵ですが、私はレスタックという町からの海の眺めを描いた作品が気になっていました。
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マルセイユの西に位置するこの町に行ってみたいと思い、マルセイユから車で案内をしてくれるというフランス人女性、マダム・ノエルにレスタック行きをお願いしました。彼女は私の友人の知り合いで、日本に興味のある方です。
紺碧の空と海の景色の中、古いマニュアル車のシトロエンで、私たちはマルセイユからレスタックに向かいました。街道に面したレスタックの町には、カフェと並んでポワッソニエール(魚屋)があり、獲れたての新鮮な魚を店先に置いていました。
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路上に車を停めて、まず海岸近くまで散策しました。数多くのボートが停泊していました。
白いボートと真っ青な海とのコントラストが素晴らしかったです。
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風が強くて体が少し冷えてきたので、道沿いのカフェで体を温めました。
初めてお会いするマダム・ノエルでしたが、とても気さくで、会話が弾みました。
と言っても、日本語を学びたい彼女に、日本語の単語を入れながらのおしゃべりでしたが。
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一息ついた後、道をはさんで海とは反対側の丘の上まで歩いて登りました。
途中の大きな家の庭には、早くもミモザがたわたわっと黄色い花を咲かせていました。
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息を切らせて丘の上に登り切ると、そこからの眺めは、まさにセザンヌが「レスタックからのマルセイユ湾の眺め」や「レスタック」で描いているものでした。輝く青い海の向こうにマルセイユが見え、手前には、レスタックの民家の赤茶色レンガがアクセントになっています。
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私は感激のあまり、何枚もカメラのシャッターを切りました。セザンヌはここからの眺めをどんな思いで描いたのでしょうか。売れない画、親友ゾラの裏切り、父との確執、嫁姑のトラブルなど精神的には穏やかとはいえなかったと思います。しかし、この壮大な景色が彼の救いだったのかもしれません。

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2009年 2月 19日

フォトジャーナル

カテゴリー 旅のエッセイ

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この10年くらい、毎年のようにフランスを旅しています。
その旅で撮った写真をもとに2007年には「花でめぐるフランス」という本を出版しました。
でも、まだまだ撮りためた写真もありますし、先月の旅のエッセイも書いていないので、
ちゃんと書き留めておこうと思います。この旅は、画家セザンヌをめぐる旅でもありました。
レスタック、エクサンプロヴァンス、そしてオルセー美術館。なんだかかけそうな気がしてきました。

こつこつ、形にしておかないと、いざという時にアピールでいませんからね。

雑誌の掲載などできたら素敵です。夢はいつか現実に!!

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2009年 2月 12日

フランスの花屋の店先から

カテゴリー 旅のエッセイ

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フランスは異常気象と言われていますが、私が旅した期間は穏やかでした。
花屋の店先には一足早く、春が訪れていました。

マルセイユの花屋さんにはチューリップがたくさん!ヒアシンス、ラナンキュラスも色とりどりにありましたよ。

パリの花屋さんは、私の本でも取り上げたおなじみのオリビエピトゥーとアクアレール。
スイセン、アマリリスが球根から花を咲かせていました。

パリ風花束のブーケロンもヴァリエーションがたくさんありましたね。

私の花屋さんも春の花がそろっています。外はまだまだ寒いですが、今の時期、春の花が豊富です。
コデマリ、ミモザ、チューリップ、ラナンキュラス・・・・
今、単発レッスンを企画しています。第1回の3月15日は私が1月のメゾンエオブジェで見て来た今春のトレンドを伝える
パリ風花束のレッスンです。どなたでも参加できますので、お気軽にお申込みいただきたいです。
詳しい告知は後日いたします。
レッスンの後、お花見のパーティをうちのお店でしようかしら・・・・
お店の春のお花を見ながらシャンパンでもいかがかしら!
今ひらめきました!!

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2009年 2月 09日

フランス雑貨に・・・

カテゴリー 旅のエッセイ

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先日フランスから帰国し、フランスのキッチン雑貨を買ってきて!という近藤りえさんのご依頼の品を彼女に渡しました。
とっても喜んでいただけて、りえさんのブログでもご紹介されています。http://www.kondorie.com/

お菓子作りのプロのりえさんのアイディアで、それらの雑貨はネットで販売されるのだと思います。お楽しみに!!

りえさんとは、母の日のプレゼントを目指して、花とお菓子のコラボを企画しましょう!!と意気込んでいます。これもぜひ、お楽しみに。

さて、その企画の前に、ホワイトデーあたりに・・・と、私がパリで見つけた雑貨にお花を添えて販売をしようと思っています。
近日中にアップします。
数量限定の何点かです。

写真は、パリの街でフラッと立ち寄ったお店です。ウェィンドーディスプレイを見ているだけでも楽しいですね。

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