アーカイブ 「フラワーデザイナー」

2014年 2月 03日

華炭ボックスアレンジ

カテゴリー フラワーデザイナー

千葉県の茂原の里山で焼かれる自然素材の華炭を越前和紙のボックスの中にアーティフィシャルフラワーと共にアレンジした商品を販売しようと思っています。
ミカンや、レンコン、ハスの実、松ぼっくり、ガマ、栗などが焼かれたものを華炭といいます。
大地の恵みを炭にして長く保存できます。そして、竹炭の効用のように、空気清浄、除湿などの効果も期待できます。

そんな華炭を和紙のボックスにアレンジしようと思います。和紙ももちろんミツマタ、ガンピ、コウゾなどの木から作られるもの。
大地の恵みともいえるでしょう。

和紙と言えば、越前和紙!と思いつき、昨年福井県の越前和紙の里を訪ね、福井県和紙工業協同組合の方々に御相談しました。
私は日本に平安時代から伝わる色合わせ「重ね色目」で、和紙ボックスを作っていただきたいと思い、数ある色見本の中から色味の調整をさせていただきました。
協同組合の方々のご尽力で、サンプルの箱も出来上がってきました。

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箱の本体と蓋で色の組み合わせを表現しました。左は「花菊」右は「蓬」と言われる色の組み合わせです。

今日は華炭を焼いてくださっている茂原の江澤工房さんをお訪ねしました。
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竹林の中に窯はありました。
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茂原と越前を結び、さらにこれを多くの方に手にしていただきたいと思っています。
そんな願いもあり、今日は茂原の地元の笠森観音堂をお参りしよう!と足を延ばしました。
今日はおりしも節分。節分会がおこなわれていて、普段は拝見できない十一面観音様を拝むことができました。
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春になったら越前にも再度お訪ねし、和紙の里の神様にもお参りしたいと思っています。

参拝の後、笠森観音堂の近くに本日オープンした、手打ち蕎麦のお店「一蕎」で美味しいお蕎麦をいただきました。
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特別に蕎麦饅頭も!DSC_0087
ご主人は定年退職後、この古民家でお蕎麦屋さんを開く決意をしたとか・・・
味わいのある日本家屋でいただく、粉にこだわった手打ちそばは、最高です!
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この障子の光と影・・・まさに「陰翳礼賛」谷崎潤一郎のエッセイの世界です。
6月に行う私のパリ個展のタイトルは、「Eloge de l’ombre」陰翳礼賛です。
日本人の感性を発信したいと思っています。

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2014年 1月 15日

日産自動車賀詞交歓会2014

昨年に引き続き、日産自動車の賀詞交歓会のディスプレイを担当させていただきました。
デザインを考える時に、昨年とは違ったものにしたい・・・でも2メートル50センチ以上の高さを出さなくてはならない・・・
という試行錯誤の結果、本日のディスプレイに至りました。
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テーマカラーを日産自動車のコーポレートカラー(サッカーのマリノスのカラー)を基調に、黒い昼夜帯(昼と夜で変えられるリバーシブルの帯です)と赤い着物地
を使ました。
そして、茂原のNPO法人竹もりの里さんに、門松風の竹を依頼しました。(高さを出す工夫です)
ただ、普通の門松に一味加え、花をアレンジしました。それに、松ではなくアセボ。
アセボの高い木は格子の周りに奥行きを出すように立て、統一感を出しました。
また、金柳をダイナミックに使い、華やかさを出しました。

800名を超える来客の賀詞交歓会でしたが、昨年に続き、ご好評をいただきました。
デザインを考え、備品などを手配し、花を仕入れ、花を挿す。大型のヴァンに積み込み、会場でセッティング。そして好評頂けるのはフラワーデザイナー冥利につきますね。
スタッフもデザインが頭に入っているので、それぞれが役割分担でき、搬入からセットアップ迄1時間。
頑張りましたね~

帰りは冬の空に輝くま~るい月が祝福してくれているようでした。

遅い夕食に、念願のワインを開けました。
来年もよろしくって言われましたけど・・・また、楽しみながらデザインを考えます。

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2013年 12月 17日

会場ディスプレイの準備で

カテゴリー フラワーデザイナー

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今月末に某有名女優さんのパーティが、都内ホテルでありますが、会場を森のようにしたいというご希望です。お会いして打ち合わせすると、観葉植物を使ったお庭のようなイメージ。2メートル以上の木や観葉植物の手配はしてあります。その他に森の演出の為に千葉の里山で蔓の採集。都心から里山に移り住んだ友人に協力していただいています。

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2013年 11月 10日

福島のダリアを生けます

カテゴリー フラワーデザイナー

肌寒い日曜日、朝方の地震にもびっくりしました。私は来週の日曜日は福島におります。
私の友人たちが福島を応援したいという思いで、立ち上げたイベントがあります。私は一参加者のつもりでしたが、そのイベント会場でお花を生けることを依頼されました。
福島文化センターで1000名が入る大ホールの檀上です。浅見帆帆子さんの講演と、地元の合唱団のコラボレーション。
http://wakuwaku-yumejitugen.ofir.jp/index.php?movie
お花は福島の物を使いたい!と思っていましたので、ネットで検索し、JA新ふくしまに行きつきました。この時期に採れるお花はダリアとの事でしたので、色味をネットで照合し、3種類の色のダリアを50本注文しました。それから枝ものも。担当の方が当日会場に届けてくださるので、イベントの朝、生けこみします。当日花材とご対面ですが、福島の産物を美しく生けたいと思います。わくわくします。JA新ふくしまの方にも感謝です。

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2013年 11月 06日

アトリエオルタンシア オリジナルカレンダー2014

ご好評いただきましたアトリエオルタンシアのオリジナルカレンダー2013に引き続き、2014年版も作りました。
私がフランスを旅して撮った花の写真です。表紙と各月の13枚で構成されている、CDケースサイズの卓上カレンダーです。
ご希望の方は、ご注文のフォーマットからお申し込み下さいませ。
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ストラスブールやオルレアンで撮ったこんな写真もあります。
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2013年 10月 28日

秋色アジサイのブーケ…花言葉は?

秋晴れのすがすがしい今日、お台場のホテルのプライベートレストランで、雑誌25ANS ウェディングの撮影がありました。
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花言葉に沿ったブーケの企画で、私の担当は紫陽花。
ツボですね~
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この時期ですから、ちょっとくすんだピンクですが、きれいな紫陽花が手に入りました。
紫陽花をメインに、他のお花は控えめにし、アイビーで変化をつけました。

デザイナーの顔写真も撮りました。
カメラマンさんに撮っていただいた後、私の携帯カメラでもパシャッと撮っていただきました。

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そうそう、紫陽花の花言葉は、「忍ぶ恋」

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2013年 10月 27日

Salon de couleur

カテゴリー フラワーデザイナー

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salon de couleur さんに私のインタビュー記事がアップされています。
楽しくおしゃべりするような感じで、お話ししたことを、まとめてくださいました。
このインタビューを通して、私の考えも整理され、方向も見えてきた気がします。この機会をいただき、感謝しています。

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2013年 8月 22日

[和花を入れたプリザーブドフラワーアレンジメント]

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おはようございます。少しづつ季節の変化を感じる朝です。夏休みを終えて、仕事も動きだしました。お花のご用途は様々。お祝いもあれば、お慰めもあります。このプリザーブドフラワーアレンジメントはお母様の法要を終えた方に同級生のお友だちが気持ちをお届けしたもの。芍薬の淡いピンクが優しい。シックなバラやペッパーベリー、アートフラワーの葉っぱで、和と洋のフュージョン。

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2013年 8月 14日

カラーセラピー

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色は光の屈折によるもので、それぞれの色には波動があります。色を上手に取り入れることで、体やその時々の精神状態との波動が合い、幸運を呼び、健康にもなれるといわれています。
カラーセラピーは私たちの心や体に働きかける色の魔法です。
もちろんお花でもいいんです!
黄色は希望や英知を与えてくれる色です。体では、胃などの消化器家や神経系にさしょうするとか。
この写真は2011年鳴海製陶のショールームを美術館のようにディスプレイした時のもの。カラフルなテーブルランナーをマチスの絵画と重ねました。

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2013年 7月 09日

五感で感じるフランス

私が会員になっている、日仏芸術文化協会主催で、「レッドカーペットから見た2013年カンヌ映画祭~五感で感じるフランス~というイベントが7月7日にありました。
協会理事長が、実際に参加したカンヌ映画祭のお話をなさり、その後、カトリーヌドヌーブに焦点を当てたフランス映画とその社会的背景のディスカッションがありました。
会場は瀟洒な個人邸宅です。30名くらいの方がお集まりになりました。
私はその会場で、フランスでインスパイアーされたものを花を表現しました。
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今回のフランスの旅で私はルーブル美術館のサモトラケのニケの像を観たくてルーブルにいきました。天使が羽を広げて、舟の先端に舞い降りたその姿に感動しました。(鑑賞するのは3回目なのですが)
私の中で今大好きなクラシカルなシルバーとシンプルモダンなガラス器の組み合わせ(お気に入りのサンジェルマンのインテリアショップでは今もトレンド!と私は思いました)をいかして、サモトラケのニケのイメージを花とグーリーン出表現しました。
羽を広げた天使のイメージを感じていただけますでしょうか?
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そしてもう1点は、京都の珍裂店で見つけた江戸時代中期の着物裂を軸に仕立てていただき、それにあわせて、アールヌーボーのテイストで花をいけました。日本の着物柄がジャポニスムとして、フランスで一大旋風を巻き起こし、それが後のアールヌーボーになりましたので、そんな思いで作成しました。

イベント会場は他にもアーティストがそれぞれ分野の違う作品を展示、あるいは販売もし、ワインやお茶をいただきながら楽しいパーティーとなりました。
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