2009年
4月
13日
昨年12月にパリのルーブル美術館の並びにある国立装飾美術館で行われた「kansei展」のパネルディスカッションが、
先日恵比寿の日仏会館で行われました。
パネリストはアートプロデューサーの川崎健二氏とアートディレクターの浅羽克己氏など。
日本人の感性をあえてフランス語に訳さず、kansei と表現し、「たたずまい」、「しつらえる」、「しなる」、「もてなす」
などの和言葉にあわせて、日本のプロダクツを紹介した展示会でした。
その切り口や展示の仕掛けなどが素晴らしく、フランス人にも大好評だったようです。
話はちょっと飛びますが、
私も昨年秋に、私の主催するアトリエオルタンシアの生徒たちと日本とフランスのフュージョンをテーマとしたジャポニスム展を開催しました。
その写真がホームページにアップされましたのでごらんください。
展示会クリックしてください
私の作品はこれです。
日本人の感性を西洋から入ってきたフラワーアレンジメントで表現するということは、新たなジャポニスムともいえるのではないでしょうか。これをヨーロッパ、特にフランスに発信できたらいいな、と思います。
2009年
3月
23日
平安時代、公家の衣服の表地と裏地に「重色目」という配色法が生まれました。
その背景にあるのは四季の変化に伴って刻々移り変わってゆく自然の彩を衣服に反映させて、己の身を美しく飾るという発想であり、自然の美を洗練された形で身にまとう高度な美意識といえるでしょう。
日本人のデリケートな色彩感覚が凝縮された小宇宙がそこにはあります。
その配色を現代の生活においても再生し、表現するフラワーアレンジメントを私は試みています。
現代の私たちの感性に響くものがそこにはあります。
①
杜若(かきつばた)
初夏の瑞々しい葉の萌黄色とうす紅梅色の組み合わせです。
②
藤
萌黄色の葉を背景に美しく咲く藤の花の色合いを表しています。
母の日のプレゼント用に販売を企画しています。
①5250円
②4725円
2009年
3月
14日
昨日、本田健さん、望月俊孝さん両氏の講演会に行きました。
鳥居祐一さんのご好意で、招待状をいただきました。今回もスタンドのお花は、私が生けました。
本田健さん、望月俊孝さんは16年来の親友とのことで、お互いの人生をより幸せに生きるにあたっての
ベストパートナーのようでした。
幸せな人生、目的達成の考え方をお二人のそれぞれの個性あるトークで1000人もの聴衆をひきつけていました。
中でも私が一番印象に残ったのは、質問の時間で、ある方が、「モチベーションをどうやって継続したらいいか?」と質問したのに対し、本田健さんが、「好きなことをしていれば、モチベーションといういしきはない。好きなことをすることが幸せにつながるのだから、モチベーション云々ということは本当に好きなことではないのではないか」と明解に答えたことでした。なるほど・・・・
それに対し、優しい望月さんは、質問者の意をくみ、「ロッキーの音楽など好きな音楽きく」と答えられました。
望月さんは、夢の宝地図の推奨者ですが、夢を視覚にインプットすることで、実現するということです。
私もトライしようとして、中心に張るべき自分の写真と、住んでみたいパリの一角の写真は用意したのですが・・・・
そのまま放置して数か月。もっと目標を視覚的に明確にしなくてはいけませんね。
家庭画報の表紙を担当するとか、テレビの対談番組のお花をいけるとか・・・・
2009年
3月
09日
Personn ne sait que je vous aime.
私があなたを愛していることは、誰も気づいていていません。
ミモザの花言葉です。
黄色くたわわに咲く花にこんな秘められた想いがあったなんて・・・。
1月に旅したフランス、マルセイユでは、ミモザがすでに咲いていました。
私の家の北側にあるミモザは今花盛りです。 何の手入れもしないのに、冬の終わりに必ず花を咲かせます。
その時だけは、黄色のベールがかかったように注目を集めます・・
これはマルセイユの旅先でプロヴァンスの布.ソレイヤードの上に和風の籠を置いてミモザを生けた写真です。
プロヴァンス柄と和の帯締め、帯揚げがマッチしました。
2009年
2月
23日
お友達になったAさんは、スピリチュアルな能力を持っている方で、楽しいランチをしました。
そこで言われたことは、私の後ろに見えている中世のフランス人女性が、私に語りかけているんですって!
「お花の心をもっと多くの人に伝えてあげなさい。花が応援してくれますから。」
「フランスの花を日本に伝えるのもいいし、ベクトルを逆にしてもいいです」・・・・・ですって!!
私がまさに、やりたいと思っていることです。和の心をフランスで披露したい・・・・
やはり私にはフランスというバックがあったようです。写真のサンジェルマンの一角は私が一番好きなところ。ここに行くととっても落ち着きます。携帯の待ち受け画面もこれ。もしかしたら、その女性はここに住んでいた人かしら・・・なんて想像しています。
花ともっと向き合って、この仕事を大成しようと、改めて思いました。
2009年
2月
17日
ヴァレンタインデーも終わりましたね。
チョコレートを女性から男性に渡すのは日本だけの風習のようです。フランスなどでは、男性が女性に花を贈り、二人で素敵な時を過ごすようです。私は昨年、ヴァレンタインデーにフランスにいましたが、
花を抱えた男性をたくさん見かけました。
日本もこのような習慣になるといいのですが・・・・・
せめてもホワイトデーのお返しを、女性は期待しているのではないでしょうか!
私がフランスで買ってきた雑貨に花をいけたギフトを販売いたします。男性でも女性でも、お気に召した方はお申し込み下さい。
かなりの限定数ですが。
1.キャンドルホルダー
逆さにしてお花をいけてあります。
エレガント色のバラをメインに。
お花が終わった後は、キャンドルホルダーとしてキャンドルを 灯してください。
キャンドル1個付き。4725円 限定数3個
2.メゾンドファミーユのミルクピッチャー
さりげなく甘いトーンのバラを・・・
4,000円 限定数1個
3.ピンクと黄色の蝶の柄がかいてある、花器。
鉢カバーとしても使えます。
バラの花をたっぷり使ったアレンジメント
7350円 限定数1個
4.フランスで買ってきたモノではありませんが、私が大ファンな
日本を代表するガラス作家大村俊二さんの作品。
ガラスの器に花束を添えて。
6300円 限定数3個
2009年
2月
07日
パリ日本文化会館のディスプレイ用のアートフラワーアレンジメントが、めでたく、フランス人マダムのお宅にお嫁に行きましたが、
今回の旅では、小さなアレンジメントを作ってきていまいした。
ブティックで販売している花器に日本から持ってい行ったアートフラワーを生けました。
「コンテンポラリーな和、を感じさせるものを」、というリクエストを出発前日にいただいたので、
あわてましたが、ある材料の中でデザインを考えました。
色味を増やさず、フォルムのはっきりした花をシャープに生けました。
さて、このデザインは、フランス人にどう反応するか、実験的でもありますが、私は好きなタッチです。
私の好きなもの、それを自信を持って表現していきたいと思います。
2009年
2月
02日
エッフェル塔のすぐ近くにある、パリ日本文化会館のブティックのショーウィンドーに、昨年からアートフラワーのアレンジメントを飾らせていただいていました。
これまでも、何人かのかたから引き合いがあったそうですが、ディスプレイ用だからと、お断りをしていたそうです。
今回パリに行った折、顧問の方とお話をして、販売しましょう、ということになりました。
早速値段をつけたら、売れました、というメールを今日いただきましたので、その一部を皆様にもご披露させてください。
「ところで偶然にもウインドーに飾っていた作品が土曜日(31日)に売れました。
会館の近くに住むフランス人のご婦人ですが、是非分けて欲しいが
自分には価格が高いので何とか下げてもらえないかとのことでした。
事情を伺うと、一年前からウインドーに飾ってあるのを知っていて、
毎朝ジョッギングで会館の横を通る時に興味を持って観ていたとのことでした。
ご相談しましたように最近値札(500ユーロ)をつけたところ、これを知った
その婦人が早速来店されたのでした。
一年前から飾りつけてあり一部日焼けしていることや埃もかなり付着している
ことなどご存知でしたが、それでも何とか欲しいとのことでしたので、
400ユーロでお分けしました。
花瓶と作品の帯、それに落合さんのカードも一緒に渡しました。
喜んですぐに持ち帰られこれから家で埃などを払い手入れをしてリビングに
飾ると満足そうでした。
CJのシンボルがなくなりウインドーが少し寂しくなりましたが、会館の近くの
フランス人の家庭に飾られることになり安心もしました。」
私のアレンジメントが、フランス人の家庭で喜んでいただけて、とっても嬉しいです。