2011年
1月
24日
日本文化に興味があったのか、香に興味があったのかは定かではありませんが、
昨年末、香道を習ってみたいと思いたち、ネットで検索して、私のオフの日とぴったり合う
香道のお稽古を見つけました。
そのお稽古の初日が今日でした。
そのお稽古は銀座のビルの貸部屋でいすに座り行うのですが、香道の簡単なお作法や基礎知識を教えていただいた後、早速香を聞きました。
香は嗅ぐのではなく、「聞く」なのだそうです。
香木には7種類あります。キャラ、やビャクダンなどです。手のひらに乗るサイズの香炉という陶器の器の中にたどん(炭の粉を固めたもの)に灰をかぶせたものの上に香木を置き、香をたたせます。それを左手で持って、右手の手の中から鼻に香りをすいこませます。
香を鼻先で嗅ぐのではなく、深く吸い込み、体で感じるといいと言われました。
そして、自分がどの香りが好きなのか、と、香りを楽しめばいいのだとも。
3種類くらいの香木の香りを聞く練習をした後、先輩の方々に混ざり、組香という、
香のあてっこゲームのようなものに参加させていただきました。
新年にちなんでおめでたく「鶴亀香」というもので、香木に鶴、亀、寿と名前を付け、
3種類の香りのうち、何がどの順番でまわったかを当てるのです。
初心者にもわかりやすいビャクダン(サソラといいます)が加わり、全員が正解しました。
ビャクダンは子供の頃、母が持っていたお扇子の香りを思い出させました。
香木のその微妙な香を楽しみながら、日本文化や季節に触れ、参加者との会話を楽しむ、
日本独自の文化です。
先生は御年配の方ですが、日本文化への造詣も深くていらっしゃるようで、とても楽しいお稽古でした。
私は全くの素人ですが、まずは香を聞きわけ、どれが自分は好きか、その香りから何をイメージするか・・・と発展させていきたいと思います。
知らないことを習うって楽しいですね。
」
2011年
1月
17日
昨年末80歳の誕生日を迎えた母へのプレゼントということで坂東玉三郎の特別講演の歌舞伎を観に行きました。チケットは即日完売というくらい、人気の舞台です。
私は小学校の頃、母に連れられて良く歌舞伎を観に行っていました。今の梅幸や団十郎が菊之助、新之助、そして辰之助の三之助と呼ばれていた時代です。
その後私は歌舞伎をあまり観に行かなくなりました。しかし、最近再び興味がわいてきました。
今日の公演は例の海老蔵さんの騒動を受けて、玉三郎さんが急遽舞台を引き受けたようです。
玉三郎さんの演技について私はとやかく言えるほど詳しくもありませんし、そんな立場にはありませんが、今日の玉三郎さんの役どころが素晴らしかったので、ブログに書いてみました。
お琴、お三味線、胡弓をさらりと弾きこなすのです。歌舞伎の女形のなかで、この役を出来るのは今は玉三郎さんしかいないとのこと。役者として、引き出しの多さに感心しました。
それから、新年の口上で言っていましたが、急遽引き受けた公演ですが、これまでに演劇で、今回の会場であるテアトル銀座で演じた経験が何度もあるので、舞台の広さや会場の様子が頭に入っていたとのこと。そこで会場のトータルなディスプレイもプロデュースしたと。
そういえば、館内にはお正月らしいまゆ玉の飾りもありましたし、獅子舞がロビーの観客の間を舞っていました。そのように来場者に楽しみをプロデュースする発想も素晴らしいと思いました。
また、最後の演目が終わり、幕が引かれましたが、観客の拍手に誘われるように再度幕が開き、再びお三味線や長唄が演奏され、、演者や役者が登場。まるで演劇やコンサートのカーテンコールのようでした。このような取り組みにも感激。観客を喜ばすことをご存知で・・・
円熟した玉三郎さんには、これまでの経験や努力から、たくさんの引き出しがあり、それを彼なりに組み合わせ、玉三郎ブランドを確立していらっしゃる、とそのように思いました。
素晴らしい・・・
私も引き出しを増やしていきたいと思いました。
あっ、それから今日の舞台で感心したもう一つ。
私のフラワーショップのオーナーさんの息子さんが、浄瑠璃をお仕事にしているのは伺っていたのですが、今日玉三郎さんとの舞台でメインの浄瑠璃太夫さんでした。声に伸びがあり、
素晴らしかったです。時々お花を買ってくれる若いパパなんですが、着物姿はりりしく、良いお仕事姿を拝見できました。
2011年
1月
14日
アトリエオルタンシアのホームページが華麗にリニューアルされました。
ファンタネットの深山聡子さんのお力で、これまでのアトリエオルタンシアホームページと
落合邦子のオフィシャルサイトを上手く合体させ、一本化する方向です。
ブログもこのアトリエオルタンシアのホームページに書いていきます。
毎月発行しているオルタンシア通信もトップページのお知らせから見ることが出来ます。
お花の情報満載です。こちらもチェックしてくださいね。
新しいホームページには、昨年手掛けたディスプレイやオーダーメイドのアートフラワーなどの写真もたくさんありますので、じっくりと見てください。
今後も、よろしくお願いいたします。
2011年
1月
05日
先の日記に続きます。
雪の戸隠神社は神聖な空間でした。新春の静かな時に訪ねることが出来たこと、
仲間に感謝です。
雪の戸隠を後にして、小布施に立ち寄ることにしました。
10月に訪れた時は、栗の最盛期で、町はごった返していました。
福栗焼きも数時間待ちで、買えませんでした。
そんなこともあって、福栗焼きにリベンジ!
待ち時間なしで、ほくほくの福栗焼きをお店でいいただきました。
小布施堂もすいていました。
暖簾にはお正月のしめ縄かざりのようなものがあり、店内には竹のディスプレイ。新春を感じました。
落ち着いた小布施の町並みは大好きです。
その後、関越の横川のサービスエリアでまさに新月の時間を迎えました。
オーダーしたショウガ焼き定食が来る前に私たちは、それぞれがノートに新月の願いをかきました。
戸隠神社の神様も後押ししてくださることでしょう。
御一緒したチョシチャンのブログが素敵にアップされました。
2011年
1月
05日
あけましておめでとうございます。
元日からいいお天気続きの関東です。
昨日は新月。新月に願うと願いが叶うという日。
私はマジカルカーぺットの植田明美さんとそのメンバー、そしてワンダープロダクションのCさんに同行させていただき、長野県の戸隠神社に初詣に行ってきました。
戸隠神社にはおととし秋に連れて行っていただいていましたが、1月のこの時期、季節は全く変わり、雪化粧でした。
奥社へはいけませんでしたが、雪の白さ、凛とした空気に心が洗われるようでした。
お昼にいただ戸隠そばの鴨せいろ。厚切りの鴨がたくさん入っている暖かいおつゆにつけていただきました。
そしてこれに加え、お汁粉も((笑)
おなかが満たされると寒さを感じなくなりました。
中社でお参りと御祈祷をお願いしました。
白い装束を着けて、神殿の前に座るとホットカーペットの温かさが嬉しくて・・・
隣に座った明美さんが神様の言葉を代弁してくださいましたが、「いくつでも願い事を言っていいから。心配しているくらいなら、拭き掃除でもしなさい」
神主さんの祝詞の途中、頭を垂れた私たちの上をたくさんの鈴でおはらいをしてくださいました。その空気がすがすがしく、心が澄んでいく気がしました。
その後おみくじをひきました。この神社のおみくじは年齢を言って神主さんに引いていただくものです。「吉」
書かれた言葉は心を正していれば、願いが叶うようなことがかいてあり、2011年の幕開けに弾みがつきました。
新年の雪の中、それも新月の日に、楽しいお仲間と信州の奥深い所まで来られたこと自体に、感謝感謝です。
続く
これから仕事にいきます。まずは店の拭き掃除から始めます!
2010年
11月
22日
カラフルな花がきゅっとつめられたパリ風花束のように、盛りだくさんの事があった週末でした。
土曜日・・・生徒さんの結婚式があり、彼女にぴったりなブーケを作り小笠原伯爵邸にスタッフがお届け。その生徒さんは先日の交詢ビルのナルミショールームでの作品展に出展していて、その帰りに、隣のドレスショップでぴったりのドレスを見つけたというから、何と言いう引き合わせでしょう!と笑っていました。
レッスンの合間を使って、交詢社のメンバーでいらっしゃるS氏の絵画展が交詢社で行われていて、ご招待いただいたので、拝見にいきました。
交詢ビルの9階10階にある交詢社はかつての明治時代の趣を残した造りになっています。吹抜けの階段に福沢諭吉の肖像画がかかっています。
タイムスリップしたようなレトロな空間です。
S氏は大手商社のニューヨーク支店長を長くお勤めになった素敵な紳士でいらっしゃいます。画風はマリーローランサンのような微妙な色合いや女性を華奢に表現なさるようにお見受けしました。マリーローランサンがお好き、とお聞きしていましたので、マリーローランサンを思わせる淡い色合いの花束をお持ちしました。
日曜日・・・アトリエオルタンシアの懇親会をかね、生徒さんを交えて銀座1丁目の中華レストラン過門香でランチ。10年以上もお付き合いいただいている方々も多く、人とのつながりに感謝感謝です。昨晩のNHK大河ドラマ「龍馬伝」ではついに大政奉還が成し遂げられましたが、龍馬が「一人で成し遂げたのではないぜよ」という言葉がみにしみました。アトリエオルタンシアも多くの人の力で継続されています。
ランチの後は久しぶりにナルミのショールームに伺いました。
昨日までナルミの職人さんが絵付けのデモンストレーションをしていました。た。
9月、10月はずいぶん通わせていただき、お世話になったショールーム、とても居心地がいいです。
ショールームを初め、銀座はあちこちでクリスマスの装い。
もうじき師走ですものね。
オルタンシアのクリスマスアレンジメントやリースも準備万端です。ご注文はお早めにどうぞ!
交詢ビルの帰り道、やはり素通りはできない、豊岩稲荷神社。
若いカップルの後に、お参りをしてきました。
また、銀座にご縁がありますように・・・
2010年
11月
05日
写真展を手掛ける素敵な女性、キュレーターのOさんとお知り合いになったのが先月末の稲越功一氏の写真展。
そもそもそのオープニングのレセプションパーティーの案内が届いたのは、パリでお会いした写真家武田さんの写真展が夏に日本で行われ、彼の作品を購入したからでしょう。武田さんの素晴らしい写真、「シャブリの雲」の写真は私のお店に飾ってあります。
レセプションパーティーで、Oさんとお話をさせていただき、彼女の美意識に惹かれるものがありました。名刺を交換させていただきました。その後数日して、私の本を送らせていただき、稲越功一氏の写真「Paris」に写っている一瞬の偶然、東洋美女ととマリーアントワネットにからんで、東洋と西洋のフュージョンのことなどをお話しました。
その後すぐに、彼女から、彼女がプロデュースするイベントのお花のコーディネートの依頼をいただきました。今日はその打ち合わせでした。会場となる紀尾井町のサンローゼ内のジュエリーショップでハープのミニコンサートが行われます。
お店を拝見し、Oさんやショップのオーナーさんとお話を進めるうちに、テーマを
「天使の舞い降りたクリスマス」とすることにしました。この言葉がすんなりと口から出て来ました。テーマが言葉になると、イメージが具体的に見えてきます。
ちまたにいう、未来日記のように、言葉で表すことで実現がしやすい、というのはこのことなんでしょうね。
紀尾井町のカフェで目の前の木々が色づいているのを見て、日々の流れに思いをはせました。
天使が舞い降りたクリスマス・・・イメージを具体的につめていきます。
本番は14日。楽しみです。