2018年
7月
18日
絵画を題材にした原田マハの小説はこれ迄にも読んでいたが、この10日間で2冊読了。
「異邦人」と「暗幕のゲルニカ」どちらも引き込まれて、一気に読んだ。
(電車の中で携帯を見ないで、読書していたわけで)
特に「暗幕のゲルニカ」は秀作だと思った。
ピカソがスペインの町ゲルニカの爆破に対し、戦争への怒りをアートに込めたくだりを、恋人であり、写真家のドラ.マールの目線で語らせる。
そのストーリーと、2011年9.11からのアメリカのイラク攻撃への憤り感じるキュレーターがゲルニカをニューヨークの美術館で展示するまでのストーリーを交える。
原田マハのお得意分野。
10年前に観たピカソ展の図録を引っ張り出してみたら、表紙は、ドラ。
ドラが撮影したゲルニカの作成記録もあった。
「暗幕のゲルニカ」は、戦争と平和について、考えさせられる素晴らしいアートサスペンスだと思う。お薦め!
2018年
6月
30日
蔵前にある草木染ショップ、MAITOで藍染めのワークショップに参加しました。
草木染の事や藍の染まる原理等のレクチャーを受け、染めの実習。
植物性の布(木綿、麻)に染めるのか動物性の布(絹)かによって染まる特徴が違う事も教えていただきました。
私は絹を選び、こんなかんじに仕上がりました。白、甕覗、浅葱、花田のグラデーション。
他の草木染にもトライしたくなりました。
2018年
6月
08日
恵比寿の山種美術館で「琳派」を観ました。
山種美術館の所蔵の俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一から20世紀のグラフィックデザイナー田中光一迄見応えのある企画展でした。
私は淋派に興味があるので何冊か関連の本も読んでいます。
日本人の自然観、美意識に共感します。
淋派をテーマに何か表現してみたい、と思います。
恵比寿繋がりで美術館の後は、日仏会館でのイベント「ロワール地方の食文化琳派と料理」に参加しました。
興味深いお話とお料理、そしてロワールの料理であるリエットの作り方をシェフがデモンストレーション。
2018年
5月
26日
友人が茨城県の袋田の滝近くに、カフェを開いていて、いつか行ってみたい、と思っていました。
そのいつか、は思い立って行動しないと始まらないと思い、母の日の激務が終わった今週、行ってきました。
水戸までは全席指定の特急で。その後は水郡線。一時間に1本しかないローカル単線。
その分、風光明媚な景色を楽しめました。
友人のカフェは久慈川に面したテラス席があり、そこでランチをいただきました。
自然栽培の野菜がたっぷりのサラダとパスタ。コーヒー。
全てオーガニック。
川のせせらぎの音、鳥のさえずりを聞きながら、心も体も浄化されていく気がしました。
車で数分の所に袋田の滝がありました。
ここには温泉もあり、活火山の影響で滝が出来たのではないかしら?と「ブラタモリ」さながら考察(笑い)
雄大な滝は自然の恵み!爆音も心地よく体に響きました。
2018年
5月
06日
東京国立博物館で行われている「名作誕生 繋がっる日本美術」の監修をなさっている美術史学者の小林忠先生と映像作家の藤ひさし氏による事前解説講座に参加しました。
お二人の軽妙な会話の中には、珠玉の知識、逸話がちりばめられていて、大変楽しく拝聴しました。
私が昨年来傾倒している長谷川等伯の「松林図屏風」も展示してあり、等伯があの絵を描くまでに至るにあたって、時代を遡り三保の松原の墨絵との繋がりをあげるなど、面白い切り口で展示がされていました。
また、伊藤若冲や狩野探幽が中国絵画を模倣し、独自の絵画を作り上げた過程なども面白く展示してありました。
「祈りをつなぐ」という空間では絵画の、普賢菩薩像 と 木彫の普賢菩薩騎象贈像が前後に一望できる展示も監修者のこだわりの様です。
古典文学、「伊勢物語」のモチーフとして、杜若文様の光琳の硯箱と打掛が同時に展示してあるのも面白かったです。
この打掛は、何度も図録や本なので見たことのあるものでした。2012年に江戸時代の着物と花の展示をさせていただいた時のことを思い出しました。
2018年
4月
26日
メゾン.プルミエールのグランシェフ、アルマン.アルナル氏が来日していて、彼のお料理をいただく機会を得ました。
彼はアラン・デュカス氏の愛弟子にして、現在は南フランス アルルに一ツ星レストランを持っています。
昨日の雨とはうって変わって、爽やかな風と陽ざしのテラスで、まずはアペリティフ。
今回は、キャビアとシャンパーニュの組み合わせがテーマで、どのお料理にもキャビアが添えられていました。どれも本当に美味しかった!
突然のお誘いでいただいたこの機会は、天からのお誕生日プレゼントかしら(笑)
2018年
4月
06日
京都2日目は、東寺から。
弘法大師ラブの私としては最近お気に入りです。
その後、京絞り寺田さんを訪問。
絞りとは?から始まり、草木染の絞りに駆ける思いを伺いました。
伝統工芸の後継者不足、また、絞りの着物の販路等、門外漢の私でさえ、なんとかしたい!と思いました。
雨が降りだし、相国寺の美術館へ。そこは宝の宝庫でした!
若冲が、金閣寺の障壁に描いた葡萄と芭蕉の絵が、その設え通りに展示してあったり、円山応挙、長谷川等伯の名品がさらっと展示してあったりしました。
観覧者がほとんどいない館内でたっぷり堪能できました。上野あたりでやったら、大変な騒ぎになると思います!
さて、烏丸今出川の鶴屋吉信で春らしい和菓子とお抹茶をいただき、山科方面の山歩きをやめて早目に京都を後にしました。
充実した京都の旅となりました。
2018年
3月
19日
パリで著名なアクセサリーデザイナーEric et Lydieのワークショップに参加しました。企画は、いつも興味深いイベントを企画してお誘い下さるマダムBodin。
ビーズをワイヤーに通していき、ブローチを作りました。お手本サンプルとは違う、それぞれオリジナリティ溢れるものができあがりました。
エリック、リディさんは、パリのブティックには週2日で、後は地方にあるアトリエで、自然からインスピレーションを得て、作製しているとの事。養蜂もしているので、デザインに蜂のモチーフも。
このペンダントは、記念に購入しました。
わたしが作製したブローチは、一寸雑ですが、アンティーク調の色を使い、私のお気に入りとなりました。
2017年
10月
14日
息子の結婚式に際し、お嫁ちゃんのブーケとホワイエの装花を作ることになりました。
お嫁ちゃんの亡くなった父親が、唯一紫陽花が好きだったという事を聞き、会場装花は秋色紫陽花を使ってもらうようにホテル契約のお花屋さんに指示しました。
2回のお花の打ち合わせに同席し、リクエストをさせていただきました。ホテルの花屋さん、うっとうしいだろうな(笑)
私が作るブーケ、装花にも紫陽花を入れる予定でしたので、水曜日に市場に行くと、秋色紫陽花がちらほらある中で、きれいな水色のフレッシュな紫陽花を発見!
コロンビアからの輸入のものですが、南半球は季節が逆だから、今南半球では旬なのでしょうね。
お嫁ちゃんのお色直しのドレスがきれいな水色なので、ぴったりです。
紫陽花が入荷できましたので、ほぼ決まり!!!
紫陽花が味方してくれましたね。