2013年 6月 11日
アーカイブ 「空間ディスプレイ」
2013年 5月 25日
白バラでスタイリッシュに
GUCCIのイベントのお花を依頼されました。世界的なブランドGUCCIですから、CIがしっかりしています。
装花も白バラのみとグリーンの組み合わせです。白バラのニュアンスだけで表現しなくてはなりません。
バラの咲き具合などに気を使いますので、仕入れのタイミングがポイントです。
まずは銀座GUCCIのイベント会場に飾るアレンジメント。私の店で撮った写真です。
会場では、このような感じにセット。
イベントの一環でレストランでのお食事。
六本木のレストランのテーブルのお花も白バラとグリーン。出番を待つアレンジ。これを各テーブルにセットしました。
続いてビルボードライブ東京での貸切ライブ。懐かしいレイパーカーJr.のライブでした!搬入時、地下の入り口でミュージッシャンの到着と遭遇!
「Hello!」なんて声をかけられましたよ!
セッティング中に、レイパーカージュニアのリハーサルがあり、リズムに体が動いてしまいました。
ファンにとってはたまらにでしょうね・・・控室でもスーパースターに普通にお会いしましたし・・・
熱気あふれるライブの後は、一斉に撤去です。帰宅の途に就いたのは12時前でした。
とても楽しいお仕事をさせていただき、感謝しています。
2013年 3月 26日
桜まつり
2013年 1月 17日
日産自動車賀詞交換会その2
かつて25年前くらいに日産自動車に勤めていました。週末はテニス部の仲間と楽しい時間も過ごしていました。そんな仲間の集まりが昨年夏にあり、久しぶりに会った、かつての仲間に「花の仕事をしているのなら、賀詞交換会の花を頼みますよ」と言っていただき、仲間のよしみでビッグなお仕事をさせていただきました。
昨年秋には会場の横浜本社のギャラリーの下見をし、「何しろ1000人くらいが集まるパーティなので、高さは3メートルくらいなくてはならない」ということになっていました。
デザインを考え、物理的に高さを出す工夫もしました。
いつもの店のワゴン車では材料、資材を積み込み切れないので、ハイエースをレンタカーしました。
いざ出陣!
いざ本番。
私たちも隅で控えていました。カルロス・ゴーン氏のご挨拶を一緒に聞かせていただきました。なんだか私も日産自動車の関係者の気持ちになってきちゃいました(笑)
あっという間のパーティでしたが、その後、お花を抜いて紙で包み、日産の方にさし上げました。そんな時「あっ、坪井さん!」なんて、旧姓で呼びかけてくれた、元同期の方もいて、なんだか嬉しいお仕事でした。
お土産に私たちまでいただいた、記念の升と干支の蛇の土鈴。
良い年になるといいな。
2012年 11月 17日
スウェーデン大使館での展示会
アトリエオルタンシア25周年の第2弾のイベントとして、「日本とスウェーデンをつなぐフラワーアレンジメント~着物文様とモダンデザインの融合~」展をスウェーデン大使館で行いました。お陰様で3日間で250名の方がご来場くださいました。ありがとうございます。
これまで私はフランスなどヨーロッパを度々旅することがありましたし、ホームステイなどもしました。その時はその国の文化に憧れ、傾倒もしましたが、外国の地いると、むしろ私の中の日本人の感性を感じる事がありました。日本の文化や美意識を見直すきっかっけともなりました。
しかし、文化というものは歴史を遡ってみてもわかりますが、いろいろな文化が融合し、変化しています。文化は変化するものだと思います。
東西、新旧というように相対するものが融合する時に新たな感動が生まれると思っています。
そこで、私が花の仕事を始めて25年の記念すべき2012年に、日本文化の象徴ともいえる着物の文様と、その対極にあるかと思われる北欧のモダンデザインを融合してみようと思いました。
大学の先輩でいらっしゃる都倉亮さんのお力添えで、スウェーデン大使館で展示会を行うことを今年の1月から企画、交渉してきました。なかなかすんなりとはいきませんでしたが、「諦めない生き方」の著者である都倉さんの粘りで、大使館の了解をいただき、むしろ好意的にバックアップしていただき展示会の運びとなりました。
多くの方に助けられ、守られていることを実感しました。
開催が決まってからは、天井が高く広い空間をいかに効果的に使い、魅力的に展示するかということを考えました。ジグソーパズルのパズルが埋まってい行くように、いろいろな方との出会いから、家具、陶器の協賛、竹やディスプレイ什器の手配、英語表記のための翻訳、レセプションのお料理やワインの手配・・・などなど、短期間に進んでいきました。
そして、搬入や搬出ではアトリエオルタンシアの生徒さんの自発的な協力も得られました。また、大使館の方々のご理解やご協力にも本当に感謝しております。
レセプションパーティではスウェーデン大使館公使のウルフ・ソールマルク氏ご夫妻がご臨席くださり、暖かなスピーチをしてくださいました。
文化交流は草の根レベルでも必要な事だと、背中を押していただけました。今後も空間装飾デザイナーとして、世界に発信し、文化交流の末端を担いたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
ソールマルク公使ご夫妻も展示を楽しんでくださいました。
着物柄を借景にして、スウェーデンのランドスケープをイメージしました。
テラスで景色を見ながらロッキングチェアに揺らせて本を読むようなイメージ。友人の塩島美弥さんのスウェーデン織のストールをチェアにそえました。
江戸時代の武家女性が着た着物の柄をこの季節の紅葉にあわせて。着物脇に置いたEAMSのワイヤーテーブルはかつて、チャップリンがお茶会で使用したとのことですので、、野点のシーンを演出。茶花風に生けた花瓶はスウェーデン作家のもの。
着物の文様のに合わせて、EAMSのパーティションを衝立、ベンチを縁台に見立てました。縁台で将棋でもしているようなイメージ。
松竹梅鶴亀文様のおめでたい婚礼の打掛。竹を強調したデザインにしました。日本人の美意識である、物を直視せず、竹林の隙間やすだれの間から見る感性。それを表現しました。竹は3メートル近くのものを千葉の茂原のNPO法人竹もりの里さんに運んできていただきました。
EAMSのビンテージテーブルは金箔。そこにスウェーデン王室御用達のリネン、それもロイヤルウェディングバージョンのランナーをひき、お重に花を生けました。
スウェーデンのガラスメーカーの星形のキャンドルホルダーがキラキラしています。かぐや姫のロイヤルウェディングともいえるでしょうか・・・
江戸の裕福な町人女性が着た、遊び心のある着物。紺地に赤、金、白。
ポップなシーンに仕上げました。金色の梅の樹の力強さを流木で協調。この流木はかつて大変な思いをして養老渓谷で拾ってきたもの。役に立ちました^^
スウェーデン織のタピスリーはスウェーデンに留学経験のある塩島美弥さんのものをお借りしました。その色合いに合わせて、ティーポットに花をいけました。イケアの子供用のチェアに、縮緬の風呂敷を添えて。
研ぎ澄まされたシンプルなデザインは日本の禅の心に通じます。
白と黒を基調に。花はチョコレートコスモス。炭を添えて。
昨年私が京都の珍裂屋さんで出会った江戸時代中期の着物裂を軸に仕立てて壁面にアクセント。藤の柄に合わせて、藤蔓を巻き、そこに蘭のシャリーベイビーをあしらいました。軸の下に生けた陶器はスウェーデン作家のもの。時空を超えた融合です。
2012年 10月 02日
「雅とモダンデザインの出会い」展
アトリエオルタンシアを始めて25年目の今年、生徒さんと一緒に、記念の展示会を開きました。今私が感じている、現代に生きる日本人の感性を発信したいという思いから、18世紀から20世紀にかけての着物とコラボレーションしました。着物の柄からインスパイアされたフラワーアレンジメントをデザインしました。
ギャラリー5610は南青山にある、ハイセンスなギャラリーです。展示作品の審査もあります。トータルプロデュースを私が責任を持って行うことで、快くOKをいただきました。
27日朝9時から搬入と作成。一部は前日に作成してありました。車3往復で運び込みました。
19世紀の武家女性が来た小袖。着物を借景にして、滝の流れの模様を強調したアレンジを作成しました。白樺も添えて、北欧の野原のように見立てました。
涼しげな絽の着物。裾に秋草の刺繍。そこで、水辺の涼しげなアレンジにしました。思い切って白とグリーンだけ。
昭和初期の着物。柄にバラや鳥があり、アールヌーボー調。地模様はアールデコ調。
19世紀の松竹梅鶴亀柄の打掛。
竹を強調したアレンジメント。竹を千葉の茂原から調達し、竹林のように立てました。ギャラリーの中に異空間ができました。竹の隙間からのぞくことによる美しさを体感していただきました。これは日本の美学。
昨年、一人で京都を旅した時に、珍裂屋さんで出会った江戸中期の着物裂。武家女性の着物だったもの。それを知人の東口さんに軸にしていただき、かすかな風にも揺れる京都町屋の暖簾のような風情にしました。柄の藤にあわせて、藤蔓のリースを作り、紫色のらん、シャリーベイビーを差しました。
軸の後ろには、見えかくれするように置いた一輪挿し。直接見せない日本の美学。
19世紀の振袖。赤い力強さに負けない、ディスプレイ。テーブルランナーに使用したのは祖母の昼夜帯。リバーシブルになっています。
私が数年前に京都で見つけた江戸時代の大名が使っていたオランダからのテーブルクロス。ロイヤルコペンハーゲンの花瓶に花束風に。切子のグラスを添えて。
裏千家の先生をなさっている生徒さんにはお茶を生かしたアレンジメント。ロイヤルコペンハーゲンのティーポットに茶花風。
これも私が京都で見つけた19世紀の袱紗。イケアの額にいれたら、モダンになりました。
帯に合わせたデザイン。ガラス窓越しに外からも見られるデザインにしてあります。帯にリズムをつけてディスプレイしました。
初日のレセプションパーティには80名以上の方がお集まりくださいました。友人の植田明美さんが経営するありがとうカフェによる美味しいオードブルとワインで楽しいひと時となりました。心配していた雨、風もまったくなく、きれいな月が見えていました。本当に感動的な夜でした。
大勢の方々にご協力いただき、応援いただき、展示会は終了しました。本当に感謝です。
生徒さんとの記念写真もいい思い出です。
これからもオルタンシアとして、感性に訴える花を活けていきたいと思います。
ギャラりー5610のブログにも掲載してくださっています。
2012年 6月 30日
お喜びの御祝い装花
友人の明美さんのご主人は某大学歯学部の教授です。先日、医局の先生が開院するに当たって、医局の方が御祝いのお花を贈る相談をしていたそうです。ネットでお花屋さんを探していたので、明美さんのご主人(教授)が「アトリエオルタンシア」を推薦してくれたとのこと。持つべきものは、友人プラスそのご主人!(笑)
東大の赤門前に開院したおしゃれなクリニックですので、おしゃれに、派手にというリクエストでした。
ドウダンツツジやキチゴの枝もので大きさを出し、華やかな黄色のオンシジュームなどを入れました、グリーンのシンビジュームで、高級感も^^
お届けする前にうちの店で撮った写真はこちら。
そしてお届けに行った先で、いつものように記録として写真を撮ろうとしていたら、院長先生が出ていらっしゃって、とてもお喜び!「こんな素敵なお花をもらえるの!」と感動してくださり、スタッフもお呼びになり、一緒に記念撮影をして!という事になりました。
素敵な笑顔を一緒にスタンド装花の写真が撮れました。
お花を喜んでいただけたのは勿論嬉しいですが、きっと贈ってくださった方々の気持ちが嬉しかったのでしょうね。
お花はメッセンジャーです。
それからもうひとつ。教授からノアートフラワーアレンジメントのプレゼントです。
清潔感ある院内にふさわしい爽やかなアレンジメントをお作りしました。
2012年 6月 21日
インテリアに合わせて空間プロデュース
以前にも納入させていただいた老人ホームの同じ系列で、新しく建築された港区の高級老人ホームのインテリアのアートフラワー(造花)を担当させていただきました。
系列の中でも最高級バージョンとのことで、家具や美術品もグレードが高いです。
私は事前に、図面と、お部屋ごとの床、壁、ソファー生地、カーテン生地の小さなサンプルと壁にかかるアートなどの資料ををいただき、それに基づいてデザイン、花の種類、色を考えました。
アレンジする点数が30点近くあったため、イメージするのが大変でしたが、図面を与えられ、インテリアを頭に描く作業はワクワクしました。好きな仕事です!前世は建築家だったと、かってに思っています(笑)
それぞれ使う花器、花を写真に撮り、クライアントさんに送り、すり合わせをしました。何回か依頼の修正が入り、
資材の買い直しなどもありました。
作成後、現場に置いてみて、微調整する箇所もありましたが、空間に生きるアートフラワーとなりました。
これは入口から入ってすぐのラウンジ。花器は陶芸作家さんの1点もので、当日現場でいけました。事前にいただいていイメージ画像とは若干違いましたが、クライアントさんにも好評をいただきました。
壁にかかる絵画も考慮しながらの花材選びでした。
ラウンジのテーブルには多肉植物をつかって。(アートフラワーです)
広いダイニングルームも壁のアートに合わせ、そして爽やかな明るいイメージにしました。
このような素敵な空間で余生を過ごすお年よりは幸せだと思いますが、同じ空間で生活するため、お部屋ごとにインテリア、アート、そしてお花で変化をつけ楽しんでいただけるように考慮してあります。
生花ではありませんが、アートとしてのアートフラワーがそこで過ごす方々の癒しとなれば私も嬉しいです。
2012年 3月 06日
有料老人ホームのインテリア
新築の住宅型有料老人ホームにインテリアとしてのアートフラワーのアレンジメントを依頼されました。
ホームで生活する方が、飽きないように、そして、好みの場所を見つけられるように、といくつもあるティールーム、相談室、ラウンジなどの床、壁、カーテン、ソファの張地、絵画などが部屋によって違い、それに合わせて、アートフラワーも作成しました。
インテリアに合わせてアレンジメントを作成するのは、そこで生活する方の事も考え、楽しい作業です。
2011年 8月 16日
証券会社へお嫁に・・・
アトリエオルタンシアのホームページのフラワーディスプレイのページをご覧になってお問い合わせをいただきました。
BMWショールームに飾った生花のアレンジのように、アートフラワーで作ってほしいとのことでした。
生花の花材とアートフラワーの花材をすり合わせて、ほぼ同じように作ることができました。
大和証券の大阪某支店。新規オープンなのでしょうか。施工・内装を担当する会社からパース画もいただき、
カウンター正面の赤いロゴ「大和証券」の真下に置くアレンジメントです。ロゴに被らないように高さは80センチ。
耐震を考え、ベースや全体の重さにも注意が喚起されました。今の日本ではこのような配慮も大切ですね。
大阪の証券会社で多くの方の目を和ませてほしいですね。